構音障害
娘は構音障害があります。
「き」「け」「ぬ」の発音がうまくできません。
それを指摘されたのは小学校3年生の時。
普通は幼少期に指摘され、訓練を受けて治していきます。
でも娘は誰からも指摘されないまま過ごしてきてしまいました。
私自身、気にはなっていましたが成長とともに治るものだと思っていました。
そんなことはないとは、指摘されて初めて知ったのです。
しかも指摘してくれたのは発達障害を診断した療育センターではなく、通級の診断を受けるために言った特別支援教育総合センターでした。
各種健診、療育センターで見逃されてきて、ここで初めて指摘されたのです。
何年も娘と会話をしていて、だいたいのニュアンスで娘の言いたいことが分かってしまっていたので私自身も違和感について忘れてしまっていました。
通級でも言語指導があります。ただ、娘が申請をしていた通級は情緒指導でした。
言語と情緒は同時には受けられない、1つを選んで下さいと言われ、悩みました。
その時に娘と相談して、娘が
自分に今必要はのは気持ちをコントロールすることだから情緒に行く。
と自ら決めて、情緒指導の通級に行くことに決めました。
この時、他の病院での言語指導についても調べましたが、なかなか小学生を見てくれる病院が見つかりませんでした。
基本的にどこも5歳までの受け入れなのです。
大人の受け入れがあるところはいくつかあったので、今それによって困りごとがないのなら言語は大きくなってからでもいいだろうと判断したのです。
それから1年以上経ってから、4年生の終わりに突然娘から発音に関するからかいを受けていたことを申告されました。
どちらの通級を行くか確認した時には今は構音障害による困りごとはそんなにない、もし言葉が伝わらなくても「キリンのキだよ」と伝えたりしてるから大丈夫だと言っていたのです。
よくよく聞くと、3年生時は同学年の子から下校時などにからかわれ、4年生の時には下校時のからかいを聞いていた上級生から言われていたそうなのです![]()
「なんで今まで言わなかったの?」と聞くと「恥ずかしかったから」と言われました。
なんと、そいつら!
「き」の発音が「ち」になってしまう娘に、「金庫」って言えと言ってきたそうです。![]()
初めは気づかなかった娘は素直に言ってしまい、後からその意味に気づきすごく恥ずかしくなったそうです。
小学生の配慮のないからかいは残酷です。
私は娘のこの告白にショックを受けました。
大人になってから治せばいいと安易に考え、こんな思いをさせていたなんで娘に申し訳なかったです。
そこから急いで言語聴覚士がいる病院や言葉の教室を探しました。
唯一、電車で行ける距離にある言葉の教室を見つけました。
お値段はそこそこします。
でも娘の今のつらさ、将来のつらさに比べたら金額など気にしている場合ではありません。
藁にも縋る思いで相談の予約を入れました。
マンションの1室でやっている小さな教室でした。
大丈夫かなと思いながら訪れると、とても優しい言語聴覚士さんでした。
娘の状況に寄り添い、当たり前ですがしっかりとした知識を持っている方で安心し、通うことに決めました。
ある程度の出費を覚悟していましたが、回数や時間を掛けるものではなく、自宅での反復練習が重要である為、月2回30分で十分と言われました。
結果、習い事程度の金額で済みました。
娘はまだ通い続けていますが、だいぶ発音も良くなってきました。
一生懸命、先生からの指導を受けている娘を見て通うことに決めて良かったと思っています。