1991年1月

ワシントン州シアトルのある病院で、血の混じった下痢便のせいで入院する子供の数が異常に多いことに、医者たちが気がついた。

なかには腎臓がやられるほどのひどい子もいた。

保健所の調べで、これらの子供達が最近、ジャック・イン・ザボックスという店で生焼けのハンバーガーを食べたことを突き止めた。

パティの中には、大腸菌O-157が見つかった。


店は、ただちに汚染肉を回収すると発表した。


にもかかわらず4つの州で700人以上が病気になり、200人近きが入院し、4人が亡くなった。

最初に病気になったローレン・ベスはクリスマスの一週間前にハンバーガーを食べ、クリスマスイヴに入院。

激しい痛みと、心臓発作を3回起こし、12月28日に母親の腕の中で息を引き取った。

まだ6歳だった。


このジャックインザボックスの集団食中毒はテレビや新聞の注目を多いに集め、結果O-157の危険性が広く世間に伝えられる事になった。

だが、ファストフードのハンバーガーが原因で起こったO-157の集団食中毒は、これが初めてではない。



1982年、オレゴン州やミシガン州なマクドナル○で売られたハンバーガーを食べ、何十人もの子供達が病気になった。

マクドナル○が密かに政府の調査員に依頼して調べたところO-157に汚染されているこてがわかった


ところが、マクドナル○社は、公式には、自分たちのハンバーガーが病気を引き起こした事を否定した。



肉の汚染の危険は、肥育場から始まる。

『私達人間は汚れた食べ物や水を口にしないようにしています。けれどもいまだに、動物には汚れた水や食べ物をやってもいいと考えているのです』


肉食処理場や、ハンバーガー用のひき肉工場でも、病原体がまき散らかされている。

処理場の作業のうち特に肉の汚染が起きやすいのは、牛の皮を剥ぎ取る作業と、消化器官を取り除く作業だ。

皮がきれいに洗われていなかった場合、泥や糞が肉の上に落ちる恐れがある。

ちゃんと気をつけないと胃袋や腸管の中身があちこちに飛び散ってしまう。

生産ラインのスピードが早まったせいで、この作業が以前よりずっと難しくなっている。

‘腸テーブル’担当の作業員は、一人で1時間に60頭もの腸抜きをする。

この仕事にはかなりの腕前が必要だ。

一歩間違えば、病原体がうようよいる胃袋の中身が肉の上一面にぶちまけられる。

汚染されたナイフは触れたものすべてに細菌をつける。

汚染が大きく広まる危険性は、牛肉がひき肉に加工されるときにいっそう増す。

工場で一日に450トン近くものひき肉が作られ、それがアメリカの至るところ、さらには国外にまで出荷される。

O-157に感染した牛一頭が、およそ15トンのひき肉を汚染することもある。


アメリカでひき肉にされる牛は乳が出なくなった乳牛で、その乳牛は病気にかかっている事が多い。

ファストフードのパティ一個には、何百頭、いや何千頭もの牛の肉が入っている。

子供達には、ハンバーガーを食べるときキチンと火が通っているか、必ず確認してもらいたい。

少しでもピンクに見える部分があったら失格だ。

肉をしっかり焼けば、大腸菌O-157をはじめとする細菌は死ぬ。

肥育場でなぜ病原菌が広がるのか、

肉食処理場でなぜ病原菌が広がるのか、

ハンバーガー工場でなぜ病原菌が広がるのか、

科学的な観点から様々な説明がなされている。

だが


「ハンバーガーを食べた時、ひどい病気にかかる恐れがあるのはなぜか」

についての根本的な理由は、ただひとつ。

肉に糞が混じっているからだ。


~引用終わり~

長い文章を最後までありがとうございました

この内容が、ファストフードを始めとするさまざまな食べ物についてじっくり考えたり、家族の人達と話し合ったりするきっかけになれば、と思います。
働く人がひどい怪我をすると、労働安全衛生局(OSHA)と呼ばれる政府機関が、原因を調べて報告書を書く。

そうした0SHAの報告書のうち、肉食処理場でのけがについて書かれたものをみれば、作業員が毎日むきあっている危険がどんなものかわかるだろう。

次ぎのような内容だ。

のこぎり機械に引火し、従業員がひどいやけどをおう。

空中ブレードで首を切って従業員が入院。

ソーセージ押し出し機で従業員が指を切断。

肉かくはん機で従業員が指を切断。

腸詰め機で従業員が指を切断。

断裁機の刃で従業員が指を切断。

吊り下がったフックに突かれて従業員が失明。

ひき肉機の螺旋状の刃で従業員が腕を切断。

肉叩き機にはさまれて従業員が腕を切断。

牛脂に火がつき従業員がやけどをおう。

アンモニアもれで従業員ひとり死亡、8人重症。

ひき肉機にはさまれ従業員死亡。

コンベヤに頭を砕かれ、従業員が死亡。

皮そぎ取り機に頭を砕かれ従業員死亡。

スタンガンで従業員死亡。

内臓調理機にはさまれて従業員死亡。




こうした大きな事故は、毎日起きるわけてはない。


だが牛の処理場を訪れてみれば、いかに危険な仕事かすぐにわかるだろう。



数百人もの従業員~約半数は女性で、ほぼ全員が若いラテンアメリカ系の人たち~が細長いナイフで肉を切っている。


21世紀の幕があき、高速コンピューターとコンパクトな携帯電話の時代になったというのに、牛の処理場で1番活躍するのは、なんと、鋭いナイフだ。

8時間に1万回ナイフをふるう。


彼女たちは細長いナイフで肉を切っている。


胸元まで届く台の前に立って、肉をベルトコンベヤからつかみ取り、脂肪を削り取ったあとでコンベヤにもどし、クズを別のコンベヤに投げ入れ、次ぎの肉を手にとる。


すべてがほんの数秒で終わる。


部屋は冷房がきいていて室内5度前後とかなり涼しいが、作業員の多くが汗をかいている。


数百人がひじをつきあわせて並び、いっときも休まず肉を切りつづける。


処理場の別の場所では、牛の肉が半分に切られて頭上のレールからぶら下がり、男たちの一団に向かって振られる


男たちは片手に大型のナイフを、片手に鋼製のフックを握っている。

そして、フックで肉の塊をとらえ、刃をしゃむにに打ち込む。
うなり声を漏らし、全力で切っ先を突き立てる様子を眺めていると、もはやここが近代的な工場とは思えない。


作業員にはこんな名前がつけられる。

撃ち屋、刺し屋、縛り屋、尻落とし、膝落とし、脱骨屋、頭割り、尻割、鉤吊り


名前をながめるだけでも、牛肉処理場の作業の殺伐さが伝わってくる。


なにしろ500キロあまりの牛が、大部分は手作業で切り分けられているのだ。


作業員の怪我で1番多くが、刺し傷だ。

自分自身を刺す事が多く、誤って近くの人を刺すこともある。

2、3秒に1回のペースで肉にナイフを入れている

8時間で1万回。

どんなことでも、一つの作業をこれほど繰り返すと怪我をする確率が高くなる。

OSHAは不注意や無責任から作業員を危険にさらした精肉会社の経営者にたいして刑事罰をくだす権限を持っているが、めったにその力を使わない。



安全規制を承知のうえで破っている経営者が作業員に怪我に負わせた事で刑事罰をくだされる確率は、宝くじを当てるよりも低い。


~引用終わり~
では、また。


ありがとうございました


今日も良い日をお過ごしください
『わたくしどもは、ハンバーガーとともに飲み物を買うお客様に感謝しています』

あるときマクドナ○ドの最高幹部がそう語った。

世界中の誰よりもたくさんコカコー○を売っている。

専門家が‘液体のキャンディー'と呼ぶ飲み物。

約1$で売られるコカコー○には9セント分のシロップが入っている。

それを水で薄める。

紙コップで砂糖入りの水を売るだけで、たくさんのお金を稼ぐことができる。

コカコー○、ペプ○、マウンテ○デュー、ドクターペッ○ーにはカフェインも入っているため、子供が飲むと怒りっぽくなったり、頭痛を生じたり、眠れなくったりする薬物だ。


ハンバーガーに入っている
牛や鳥はどんなめにあっている?

‘ミスター・マクドナル○'

新種のニワトリである

ナゲットの生産にてきしたこのニワトリは胸が異様に大きくふくらんでいる。

短期間で大人になるように品種改良されている。

エサは古いプレッツェルとクッキーを混ぜ合わせて脂肪をまぶした灰色の飼料だ。

なんであれ、餌代を安くしたいので牛肉処理場から出るの残骸、鶏の処理場から出る残骸、油、血液骨が加えられることも。
つまり共食いだ。

鶏のなかには、大きくなりすぎて、まともに歩けない鶏がいる

その脚は、重い体重を支えるせいでひどく曲がって、水分がたまりむくんだ状態。

そして、生きている間中ずっと痛みに苦しめられる。

‘ひっくり返り病'の鶏がいる

いわゆる心臓発作だ。

体が大きすぎ、運動する機会も与えられないので心臓発作をおこす。

突然立ち上がり、ぎょっとしたような表情をうかべたかと思うと、ひっくり返り死ぬ。


そんな鶏の解体処理はどうなっているのか

ヨーロッパの処理場では木箱に入れられた鶏が密封された小部屋に連れていかれてガスを吸わされ、痛みを感じることなく気絶させられる。

この「制御空気による失神システム」を使う処理場なら、生きた鶏を素手で触る必要がなく、鶏にとっても、作業員にとっても好ましい。

肉の品質にもちっとも影響がない。

ところかわり

アメリカ、ウエストバージニア州の処理場では…

鶏はベルトコンベヤの上に横倒しにされ、滑り台に似たスロープを転がり落ちていく。

着地したら作業員が脚をつかんで、頭上を動いている鎖にくくりつける。

鎖は逆さまの鶏を運んでいき、電気の流れる水に浸す。

電気によって鶏が気を失う仕掛けだ。

キチンと電気ショックを与えられた鶏は次に起こることを感じずにすむ。

だが、なかには体をよじったりして意識のある鶏がいる。

次に起こることは、まだ意識のある鶏にはむげい仕打ちだ。

鋭い回転刃のもとへ運び、喉をかきかられる。

次に、煮えたぎる湯のタンクに浸され、羽を取り除かれる。

タンクの中身は、泡立つ血生臭い液体。

どんな鶏も、この熱湯タンクから生きて出られはしない。

この時点まで長らえていた鶏は生きたまま湯で殺されてしまう。

しかし、生産ラインがあまりにはやく動くことから、もっと残酷な仕打ちが行われる。

動物愛護団体が作成したビデオには、作業員が鶏を鎖につける時間すら持てない日があり、そんな時は鎖に付け損ねた鶏を、つぎつぎに壁にたたきつけていく。

壁にぶつかった鶏の中には意識を失うものもいるが、残りは泣きわめきながら、あたりを羽ばたき回る。

ビデオにはイライラした作業員が飛び跳ねて鶏を踏み付けたり、つかみあげて、また壁にたたきつけたりする様子かうつされていた。

‘制御空気による失神システム’は費用がかかるのでファストフード業界は今のところ、鎖と電気風呂をやめるよう業者にもとめるつもりはない、と言う。




次回は牛の場合です