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※このブログは、フィリピンはマニラから車で約1時間半ほど南下したところに位置するカビテ州バコール市在住の60代日本人男性によるレポートを基にお届けしてます。
マガンダン ハポン!
皆さんこんにちわ。
「ホーリーウィーク」
2024年のフィリピンでは、3月28日木曜日から祝祭日週間であるホーリーウィークに突入しました。
2024年の、と言ったのは、毎年日程が固定されておらずに変更されるからです。
多くのレストランや市場は休業します。ショッピングモールも営業時間が早まったり、又は臨時休業となったりします。
公共交通機関のダイヤも、かなり運行状況が少なくなります。
こんな感じで、近所のトライシクル待機場もお客さんは閑古鳥状態です。
近所のパン屋さんは開いてました。
フィリピンの文化について考えるとき、その多くがキリスト教に関係しており、日本や同じ東南アジアの他国と比べても、全く異なる文化のイメージを受けます。
特に、普段の生活で宗教色を一番感じるのが「祝日」です。
そして、フィリピンでは、かなり祝日に関するルールがフレキシブルです。
元旦やクリスマスなど、毎年日付が固定されている祝日もあれば、毎年日付が変わる祝日もあるため、フィリピンでは政府が毎年8月から9月上旬にかけて翌年の祝祭日を決めて発表します。
但し、発表した後でも、連休にするための配慮であったり、政府の都合で急に祝日が追加されたり変更されたりする場合もあります。
基本的には、まず毎年決まっている「祝日・レギュラーホリデー」と「特別祝日・スペシャルノンワーキングデー」という2種類の祝日があります。
・一般の祝祭日(Regular Holidays)
仕事しなくても給与が発生する。もし仕事した場合、雇用主は通常の2倍の給与を支払わなければならない。
・特別な祝祭日(Special Non-Working Days)
仕事しない場合は、給与は発生しない。もし仕事した場合、雇用主は通常の1.3倍の給料を支払わなければならない。
もうすでに、この時点ですごく面白い内容です。
さらに、国民の8~9割がキリスト教信者ですが、人口の約5%をイスラム教徒が占めます。
フィリピンの人口は1億人強ですから、500万人以上と決して少なくない人数です。
そのため、上記2種類の祝日に加えて、「イスラム教の祝日」があります。
Eidul-Fitar/ラマダン(断食)明け祝日
Eidul-Adha/犠牲祭
これらの祝日は、キリスト教徒であるフィリピン人には関係ありませんが、ムスリムの祝日として尊重するそうです。
例えば、上記の祝日はキリスト教徒であっても豚肉を食べることができなく、魚と野菜しか食べないそうです。
ちなみに、前述の政府が決めてアナウンスする祝日の日程には含まれず、正式な日にちは未定だそうです。
さらにさらに、フィリピンでは「地域別祝日」というものがあります。
例えば、日本人にも人気のリゾート地であるセブ州セブ市のみの祝日や、ダバオ市のみ、パナイ島のみ、と言った祝日も存在していますので、何がなんやらもうカオスな状態です。
セブ島最大のお祭りとしては、フィリピン最大級の祭りとして500年以上の歴史を持つ「シヌログフェスティバル」が有名です。
これは、奇跡の像「サントニーニョ(幼少期のキリスト)」の人形を崇め讃える伝統的なお祭りで、セブ島では祝日になりますが、セブ島以外、例えばルソン島のマニラでは祝日になりません。
今年は、3月28日聖木曜日と、3月29日金曜日は、祝日です。
3月27日は祝日ではないですが、聖水曜日と呼ばれます。
奮闘記20で紹介した、曜日別に運転してはいけない番号コーディングが、この期間は廃止されます。
これは、ホーリーウィークのために大勢の方が帰郷するための処置なのですが、そのせいもあって高速道路は大渋滞します。
3月27日の高速道路の様子が、Facebookにアップされていましたので、ご紹介します。
このように、祝日によって公共交通機関も休みになったり、移動が困難になったり、お店が臨時休業になったり、または営業時間が短縮される場合が多々ありますので、フィリピンに旅行されるときは、必ず事前に祝日について調べておいた方が賢明です。
今日はここまで!
サムリン パッキキタ パアラン!
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