---戦国と明治のクリスマス~信長と子規~---
♪クリスマスに 小き会堂の あはれなる
明治30年、正岡子規によって詠まれた句です。
厳かにロウソク明りの中でミサが営まれている様子に感じ入ったのでしょうか。
さらに5年遡って明治25年、子規の「クリスマス」の第一作目が・・・。
♪臘八の あとにかしまし くりすます
「臘八」とは、御釈迦さんが悟って仏となられた日。
仏教とキリスト教を詠みこみました。
子規は、明治29年から明治32年まで、毎年詠みます。
明治30年、正岡子規によって詠まれた句です。
厳かにロウソク明りの中でミサが営まれている様子に感じ入ったのでしょうか。
さらに5年遡って明治25年、子規の「クリスマス」の第一作目が・・・。
♪臘八の あとにかしまし くりすます
「臘八」とは、御釈迦さんが悟って仏となられた日。
仏教とキリスト教を詠みこみました。
子規は、明治29年から明治32年まで、毎年詠みます。
♪八人の 子供むつまし クリスマス (明治29年)
♪子供がちに クリスマスの人 集ひけり (明治30年)
♪クリスマスに 小き会堂の あはれなる (明治30年)
♪会堂に 国旗立てたり クリスマス (明治31年)
♪贈り物の 数を盡して クリスマス (明治32年)
♪贈り物の 数を盡して クリスマス (明治32年)
子規の句を通じて、明治のクリスマスが少しだけ見えてきます。
日本ではクリスマスが始まったのは、戦国時代16世紀中ごろのようです。
諸々の記録によれば・・・。
1552年、ザビエルが離日した翌年、祝祭が営まれているようです。
1560年には、京都で盛大な降誕祭。
1563年には、南蛮寺でのクリスマス会!?1567年、織田信長と松永久秀との堺での戦いの際、ルイスフロイスの仲介でクリスマス休戦し降誕祭を開催し敵味方が参加とのこと。
明日は、クリスマス・イブ・・・。
♪クリスマス 腕前褒める 焼チキン
♪イブ地蔵 終い天神 クリスマス
イブ、24日はお地蔵さんの年内最終の縁日「納めの地蔵」
25日は同じく年内最終の天神さんの縁日。「終い天神」
街は、商売、掻き入れ時。
露店、デパート、年末年始のお買いもの「歳の市」で賑わっています。
実数で消費は伸びるのでしょうか。
12月の消費者動向調査の結果は1月の半ば・・・アベノミクスの心理効果が試されます。(笑)