天開稲荷社~紅葉ふみわけ鳴く狐!?~ | 遊行楽紀行 ~風のささやき 水の行く末~

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---天開稲荷社~紅葉ふみわけ鳴く狐!?--- 
 
太宰府天満宮を抜けて、突き当りをさらに右手の山道を奥へ奥へ。
紅葉が綺麗です。

♪奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声きくときぞ 秋は悲しき by猿丸大夫

意味:秋の紅葉が散るの山奥深く、鹿が鳴いている、その声を聞くと、さらに秋は寂しく思える
百人一首でお馴染みの歌です。


紅葉ふみわけ 鳴く狐」が現れれば、絶妙のタイミングなどと考えながら・・・。

 さらに、山道を奥へ奥へ。


鳥居を幾十こえて、さらに奥へ。急な階段を上りきるとお社(やしろ)です。


十二支ごとの鈴がありました。
そして右手後ろに、先述(先のブログで紹介)した「三鈷の松」
特に明示も、看板もありません。お見逃しのないよう・・・。

お社のさらに奥が、「奥の院」。
石組の石室に
宇迦之御魂神が祭られています。

お稲荷さんは、農耕、商工業、商売繁盛の神様。全国の稲荷神社で祀られています。
この神様、古事記では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、日本書紀では倉稲魂尊(うがのみたまのみこと)。素佐之男命とカムオオイチヒメ(オオヤマツミの娘)との間に生まれ、大年神の妹神。大宜都比売神、保食神やとも伊勢神宮外宮の神である豊受大神と同じ神様とも言われています。

誰が誰で、誰と同一視・・・古代神話の世界です。(笑)
学説緒論ありますが、ざっくり、「かもしれない神話(古代史)」では、
卑弥呼の後継者、台与≒豊≒豊受(ウケ)大神≒(ウケ≒ウカ)≒
宇迦之御魂神。
卑弥呼≒天照大御神とか。

など(そんな説もあったなあと)考えながら、山道を歩きます。

ここ、北神苑丘陵の景勝地は、清々しい空気に満ちています。

名前が、良い!。「天に開かれた」!「天開」。
また九州最古の稲荷社ともいわれています。

お社の向って右側に、「天開水」との蛇口が・・・。お水が取れます。

太宰府に着たならば、天神さんだけでなく、お稲荷さんにも足をのばしましょう。

特に決め事はないのですが・・・(笑)

お勧めの参拝手順?。
天神さんにお参りし、右手に抜け、丘陵の天照大御神、素戔嗚尊、など手を合わせてから
「天開稲荷社」へ。これがしっくりします。

因みに本殿以外に摂社末社が37社あります。
 
末社 皇太神宮 祭神 天照大神 
末社 素佐雄社 祭神 素盞雄命
末社 中島神社 菓祖祭神 田道間守命
末社 櫛田社 祭神 大若子神
末社 高良社 祭神 竹内宿禰命
末社 竈門社 祭神 玉依姫命
摂社 太夫社 管公随従 度会春彦太夫
摂社 宰相和泉社 管公四世孫 輔正公の霊、六世孫 定義公の霊
摂社 御霊社 管家御祖先
末社 金刀比羅社 祭神 大物主神(大国主の命)
摂社  楓社 ( かえでしゃ ) 御祭神 宣来子命 のぶきこみこと、道真公の奥方。詩作の師であった島田忠臣公の娘。
摂社 福部社 御祭神 島田忠臣命
摂社 老松社 御祭神 是善命 これよしみこと 道真公の父君。 道真公の母君。少納言伴善績公の娘。
摂社 御子社 御祭神 高視命 たかみみこと  道真公嫡男。景行命 かげつらみこと 道真公次男。
摂社 御子社 御祭神 兼茂命 かねしげみこと 道真公三男。淳茂命 あつしげみこと  道真公四男。
摂社 野見宿禰社 鶴寿尼社 ( かくじゅにしゃ、かく は雨冠に鶴 ) 御祭神 野見宿禰命 のみのすくねのみこと 菅原家祖神。鶴寿尼命   かくじゅにみこと     道真公の伯母君。
天穂日命社 あめのほひのみことしゃ御祭神 天穂日命 あめのほひのみこと  菅原家祖神。
摂社 太夫社 御祭神 度会春彦命 わたらいはるひこみこと 道真公随従

などなど・・・。総合商社のような・・・・たくさんです。

<アクセス>JR博多から地下鉄空港線で天神駅、徒歩で西鉄福岡駅。
西鉄天神大牟田線、二日市駅乗り換え、大宰府へ。太宰府から徒歩。

→三鈷の松(さんこのまつ)①~天開稲荷社~
→三鈷の松(さんこのまつ)②~ラッキーアイテムGet場所!?~

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