大学1年の時
精神の浮き沈みと原因不明の焦燥感にさいなまれていたからだったと思うが
学内のカウンセリングセンターで臨床心理士にカウンセリングしてもらったことがあった。


私は対面ですべての症状を伝えるのは難しいと思ったので
事前にA4のルーズリーフびっしりにあふれてくる負の感情を書きなぐって
当日臨床心理士に読んでもらった記憶がある。


どんな会話をしたのかはなぜかほとんど覚えていない。
私が期待していたようなカウンセリングではなかったことは覚えている。
ほとんど何の解決にもつながらないまま終了した。



おそらく、過去の深堀りとかはまったくなく
衝動にうまく対処していこうみたいな薄っぺらな内容だったからかな。


そのころの私は、家庭環境がすべての原因だとは思っていなかった。
先天的な人格なのか、家庭以外で起こった事象が原因なのか、そういう星に生まれてきたからなのか。


この精神状態でこれからの長い人生を生きていく気にはなれなかったから
少しでも解決に近づければと、期待していたんだと思う。


これが人生で初めてのカウンセリングだった。


臨床心理士は20代の若い女性だった。
普段はもしかしたら、「友達ができない」とか「夜眠れない」といった感じの相談を受けているのかな。


私は殴り書きした手紙に、「死んでしまいたい」とかかなりハードなことを書いてしまったから相談レベルが違ったのかも。



私が書きなぐった内容と、カウンセリングで言われたことにズレが生じていて
カウンセリングの場であれ、本当のこころの闇は隠して生きていくべきなのかも、
と、間違った認識を少なからず持ってしまった気がする。


勇気を出してお願いしたカウンセリングで
何も方向性が見つけられず、辛かったことを思い出す。