iOSから追加された「ウィジェット」機能は、iPhoneのホーム画面をカスタマイズできる便利な機能です。ここではiPhoneのウィジェット機能や設定方法、画面に配置すると便利な標準アプリなどをまとめてみましょう。

【iPhoneのウィジェット機能とは?設定方法をレクチャー】
ウィジェットとはアプリを開かずにホーム画面上に表示しておけるショートカット機能のこと。iPhoneではアプリが持つ一部の機能をホーム画面や、ロック画面もしくはホーム画面から右スワイプで表示される「今日の表示」画面に表示することができます。

設定方法はとっても簡単。設定方法は以下の通りです。
1、ホーム画面を長押しする
2、左上に表示される「+」を長押しする

これだけの設定方法で、時間や天気、ニュースなどの情報をアプリを開かずに簡単にチェックできます。またカレンダーで週や月の予定を確認したり、写真が自動で切り替わるアルバムを表示したりすることもできます。

【ウィジェット機能の表示サイズは複数ある!】
iPhoneのウィジェット機能の表示サイズやタイプは、複数ある中から選ぶことができます。いずれの場合も通常のアイコンよりも大きく表示することが可能。例えば「時計」のアプリは通常のアイコンでもリアルタイムで時間が表示されますが、ウィジェット設定することでより大きく表示でき、複数の地域を同時に表示できるなどのメリットがあります。

【iPhone標準アプリの便利なウィジェットとは?】
iPhoneの標準アプリで、ウィジェットの便利な使い方をまとめてみましょう。

<複数の時間帯を同時表示できる「時計」>
通常の「時計」アプリのアイコンでも時間はアナログ表示されますが、ウィジェットではさらに大きなアナログ時計を表示できます。また1つの都市の時間を表示するだけではなく、「世界時計」として4都市の時間をまとめて表示することも可能です。

1つの都市のウィジェットを選択した場合、自動的にApple本社があるカリフォルニア州の時間が表示されます。そのため日本の時間を表示したい場合には、ウィジェットを長押しして「ウィジェットを編集」から表示したい都市を選択しましょう。

<地域から週間予報まで表示できる「天気」>
「天気」アプリのウィジェットでは、現在地の天気予報の他、あらかじめアプリで設定している地域から選んだ場所の気温と天気予報をリアルタイムで表示できます。表示タイプは3種類あり、現在の気温と天気予報に加えて、1時間ごとの気温と天気予報、1時間ごとの表示に週間予報が加わったものが選べます。

<予定が一目でわかる「カレンダー」>
カレンダーでは、直近の予定が表示され、アプリを開かずに確認できます。表示タイプは3種類で、直近の予定だけが表示されるものや、直近の予定と月のカレンダーが表示されるもの、複数の予定が表示されるものから選ぶことができます。

<買い物のメモや予定を表示できる「リマインダー」>
リマインダーのウィジェットで表示できるリストは1つだけ。けれどウィジェットをタップするだけで簡単に切り替えが可能となっているので、便利です。また複数のリストを同時に確認したい場合には、複数のウィジェットを表示させることもできます。

リマインダーのウィジェットでは表示できるサイズが大・中・小の3種類があります。リストの長さや重要度から表示するサイズを決めることができるでしょう。

<残量がひと目ですぐに分かる「バッテリー」>
iPhoneX以降のiPhoneでは、画面右上にバッテリーアイコンはあるものの、残量の数値は表示されません。そのため具体的な残量を知りたい場合には、コントロールセンターで確認しなければなりません。ウィジェットで「バッテリー」を表示しておくと、すぐに残量を確認できるので便利です。また表示するサイズによっては、iPhone本体だけではなく、接続しているAirPodsやApple Watchなどのデバイスのバッテリー残量も表示できます。

<自分がどこにいるか可視化できる「マップ」>
マップでは自分が移動するのに合わせて地図の表示が変わるため、現在地をリアルタイムで可視化できます。大きな表示にすれば、検索ボタンが表示されるため、便利なショートカットとしても使えるでしょう。

<スマホ利用時間や利用状況を把握できる「スクリーンタイム」>
ウィジェットではアプリだけではなく、「設定」にある機能を表示することもできます。スマホの利用時間やよく使うアプリの利用状況をチェックできる「スクリーンタイム」はウィジェットで表示しておくと、スマホを見ている時間や通信料を把握することができるでしょう。