こんにちは。アセント学習塾の山田です。

 

突然ですが、ちょっとあるなしクイズをしてみます。

 

瓦にはあるが、レンガにはない。

立にはあるが、寝にはない。

米にはあるが、麦にはない

 

ご存知でしたら、漢字に詳しい方だと思います。

私は「米」しか知りませんでした。

 

 

 

 

 

答えは、単位。

瓦はグラムと読み、立はリットルと読み、米はメートルと読みます。

平米(へいべい=平方メートル)は今でも不動産の広告でたまに見かけますね。

他は、そうなんや、という思いです。

ちなみに先ほどのクイズ、立つの反対は座るが一般的だから座にしよう、と思ったら

座も単位(助数詞)でした。座った仏像とか山とかを数えるときに使うんですね。へー。

 

ついでに才も単位です。

「なに言うてんの、年齢の単位やん、当たり前やん」とおっしゃるでしょう。

もちろん年齢の単位でもありますが、容積の単位でもあります。

1才=1立方尺。

1尺=1000/33cm(約30.3cm)ですから、1才=約27826立方cmです。約27.8リットル。

これは先日街を歩いていて搬入中の大きな段ボールに「15.6才」と書かれていて

なにこれと思ったことから調べて知りました。私は知らないことが多すぎる。

 

尺貫法は今から60年前の1958年に使用停止になりました。

それ以降は国際単位系というメートルやキログラムなどの

おなじみの単位が使われることになりました。

この国際単位系ですが、2週間前に国際会議が開かれて、

少しだけ定義が変わることになったそうです。例えば、

 

秒は

「セシウム133原子の基底状態の2つの超微細準位間の遷移に対応する放射の周期の9192631770倍の継続時間である。」 

から

「単位s^−1(Hzに等しい)による表現で、基底状態で温度が0ケルビンのセシウム133原子の超微細構造の周波数ΔνCsの数値を9192631770と定めることによって設定される。」

 

 

メートルは

「1秒の1/299792458の時間に光が真空中を進む長さである。」

から

「単位m・s^−1 による表現で、真空中の光速度cの数値を299792458と定めることによって設定される。」

 

??

 

キログラムは

「質量の単位であり、国際キログラム原器の質量に等しい。」

から

「単位s^−1・m^2・kg(J・s に等しい)による表現で、プランク定数hの数値を6.62607015×10^−34と定めることによって設定される。」

 

???

 

 

……お、おう。

えっと、将来物理学や工学に進む生徒さんは、興味を持っておいてください。

そうじゃない生徒さんは、

秒は「60秒×60分×24時間で1日だから、それからできた」とか、

メートルは「地球1周がだいたい4万kmだから、それからできた」とか、

キログラムは「10cm×10cm×10cmの容器にぴったり入った水1リットルの重さ」とか、

そういうのでいいです。質量と重さ(重力)の違いも、なんとなくでいいです。

単位換算がしっかりできたり、おおよその大きさを知る感覚があれば十分です。

 

ところで私は就寝中、

高校を休み過ぎて出席日数不足や単位不足で卒業できない夢をよく見ます。

あれはなんなんでしょうか。非常に不安になる夢なのでやめてほしいです。