新型コロナウイルスとPCR検査 | 言霊で思いを実現して生きる

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新型コロナウイルス感染予防に関して、あまりに不毛な議論がなされているので、たまりかねて書くことにしました。

いろいろな意見がありますが、とくに気になっているのが、PCR検査を拡大すべきかどうかの議論です。

PCR検査に必要なマスク・ゴーグル・保護服などの消毒や交換が大変な医療現場の負担になりかねないことはわかります。また、PCR検査自体によって感染者が増えるのではないかという意見もあるようです。しかし、それをもってPCR検査を増やすことにブレーキをかけようという考え方は間違っています。

まずは、医療現場の負担増大に関してです。

PCR検査を増やすことに反対する人たちは、無症状の新型コロナウイルス感染者が医療機関に訪れて感染を拡大してしまうことに思いが至らないのでしょうか。

医療現場には、さまざまな患者さんが訪れます。その中に無症状の感染者がいる可能性は、低くないのです。実際、さまざまな病院で院内感染が広がっています。

これに関して、京都府立医科大学附属病院と京都大学医学部附属病院は、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査に関する共同声明」という文書を出しています。

https://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/press/20200415.html

この文書の内容は、下記のようなものです。

1 院内感染を防ぐ水際対策として、無症候の患者に対する新型コロナウイルスのPCR検査を保険適用(ないし公費で施行可能)にしていただきたい
COVID-19に関しては無症状であっても、手術や分娩、内視鏡検査あるいは救急医療などの診療実施前に、院内感染を予防するための水際対策として保険医療等の公費でPCR検査を行えるようにすることを強く要望いたします。
2 PCR検査に必要な個人防護具と試薬を確保していただきたい
3 賛同する他の医療団体も声明を出していただきたい

無症状の感染者が医療機関を訪れることを考えたとき、PCR検査を行わないとすれば、医療機関を訪れるすべての患者さんに対してマスク・ゴーグル・保護服をつけて対応しなければならなくなります。その負担は、PCR検査を増やすことによるものより過大になります。

PCR検査の拡大に反対する人たちは、その光景に思いが至らないのでしょうか。

PCR検査によって感染が拡大するのではないかという意見がありますが、だったら韓国の方法に学べばいいのです。

また、ダイヤモンドプリンセス号が問題になった際には、厚労省からの専門家とともに自衛隊も応援に駆け付けました。医師を含む厚労省の専門家の中からは感染者が出たそうですが、自衛隊関係者からは感染者が出なかったと聞きます。しっかり訓練すれば、感染は防げるということではないでしょうか。専門的な知識より、とりあえずは訓練ということなのかもしれません。

少しでも新型コロナウイルスの感染拡大を遅らせて医療崩壊を防ぐために、正常な議論がなされることを望みます。