日本の政治を考える | 言霊で思いを実現して生きる

言霊で思いを実現して生きる

アセンションへ向けて本当に幸せな生き方を考えていきます。




私が編集に携わった本が今日、配本になりましたので、お知らせいたします。

スピリチュアルなブログなのになぜ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はスピリチュアルなことを知れば知るほど、この三次元世界をどう生きるかがどれだけ大切かがわかってきました。ですから、政治のこともお知らせする意味があると考えています。この世に生まれてきた目的をまっとうするためには、私たちがいかによく生きるか、を意識して真正面から立ち向かわなければならないのです。





私はもともと出版のプロデュースが本業です。しかし最近は、スピリチュアルといわれる世界の本の執筆に没頭していました。ところが、古くからの知り合いの編集者から「(衆議院議員の)小林興起さんの本の編集を手伝ってくれないか」と声がかかりました。あまり気乗りはしなかったのですが、ご本人にお会いしてみると、とてもしっかりした考え方をもった、熱い人でした。そして、いつの間にか引き受けることになってしまいました。小林さんは、そういう魅力をもった人でした。





そして、できた本が、『裏切る政治』です。




思いを実現するアセンションへの道 櫻庭雅文


郵政民営化にしろ、民主党の消費増税はしないという公約の裏切りにしろ、どうして国民の意思がことごとくないがしろにされてしまうのか、そうしてしまう政治と官僚のシステムに焦点を当てました。





アメリカは、単純に国益を考えて日本に要求を突きつけます。それに対して、外務省はその要求を日本で実現するための方法を一所懸命に考えます。それは時には、日本の将来のための構造改革であり、財政均衡のための消費増税です。





今回、消費増税法案が可決されたのは、野田首相の強い思いがあったからですが、それは彼が財務省に育てられた政治家だったからです。そして財務官僚として彼に思いを吹き込んだのは、財務次官最後の大物といわれた勝栄二郎氏です。財務省は財政を司る役所ですから財政均衡至上主義です。彼らにとって消費増税は正義であり、喫緊の急なのです。これを別の視点からみたら、景気刺激の抜本的な改革によって税収増を目指すとか、首相が海外に行くたびにばらまいてくるお金を減らすとか、さまざまな方法があるのですが、これは財務省の管轄ではありません。彼らは、自分の管轄の中でしか、物を考えることができないのです。





そして、勝次官に熱い思いを吹き込まれた野田首相も、「重大な決意」で増税に向けて動くことになりました。





そこで機能したのが、小選挙区制による議員の言論封殺と、マスコミの「二項対立」的な報道です。マスコミは、増税か否かに議論を単純化して見せ、野田首相は賛成か反対かで民主党議員に踏み絵を踏ませました。





かくして、消費増税法案は可決されたのです。増税しなくてもいい方法があるのではないかとか、食料品などについて軽減措置を講ずるとか、いっさいの議論が封殺され、一律の増税が行われることになったのは、この本で紹介する「裏切りのシステム」が発動したからにほかなりません。





本書で、日本の意思決定のあり方、私たちがどう生きるべきかについて、もう一度考え直してもらえたら、本当にうれしいと思います。そして、次の世代に負担を負わせないようにするのが、いまの大人の義務なのです。