経営コンサルタントの語る理想とビジネスインプロ研修 | ビジネスインプロトレーニングと俳優流スピーチ&プレゼン術

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即興を使った全く新しい、「殻破り」の人間教育で、ビジネスはあなたを主人公とした劇場に変わります。

経営コンサルタントで著書を何冊も出している堀紘一氏の「もう一度会いたい」と思われる人になれ!」 (PHP文庫) という著書の中で、「人間力」という言葉が出てきて「お」と思いました。彼はこのようにいっています。



「もはや何のスキルもないサラリーマンは論外だ。それに加えて、他のなにかプラスワン、得意技の一つも持たないと生き残れない。もっと上に行きたい人たちにとっては、さらに人間としての総合力、私流の言葉でいうと、『人間力』が命運を決めることになる。みんなが頑張るしかなくて、スキルで差をつけるには限界がくる以上、最後の勝ち残り組に名を連ねるには人間力の領域で勝負するほかない」


この著書のテーマは、人脈の広げ方なので、人間力にとって人脈は大きな意味を持つと語っていますが、つまりは、魅力ある自分自身の個性を伸ばすことと、コミュニケーション能力を伸ばすという、ビジネスインプロ研修の真髄が人脈を広げ、もう一度会いたいと思われる人間になるということでしょう。

優れたビジネス書を読んでいると、私の思いとシンクロする内容がよく見つかり、嬉しくなります。

堀氏は、別の書「会社が放り出したい人 1億積んでもほしい人 」(PHP文庫)でも興味深いことを語っています。
「経営者がほしい希少価値のある社員」とは、なんだという風にいっていると思いますか?

①仮説が構築できる人
②実行力がある人
③みんなと合わせて仕事ができる人


ということなのですが、これはつまり、ビジネスインプロ研修「15の人間力」でも紹介しております、
①仮説が構築できる人=想像力・発想力のある人
②実行力がある人=決断力・判断力のある人
③みんなと合わせて仕事ができる人=コミュニケーション能力のある人
ちょっとニュアンスは異なりますが、このようにいいかえることができます。

そして、堀氏は、①はどこの会社でも1人か2人くらいで、起業家には欠かせない資質、②は1~2割程度しかおらず、③はたくさんいるといっているが、果たしてどうでしょうか? ①から③の社員がいれば会社は成功すると語っていますが、私にいわせれば、①から③をみんな備えられるようにトレーニングすればいいのです。これができれば最強の会社になるのではないでしょうか?