住みたい町ボストン | 医薬翻訳のアスカコーポレーション 社長ブログ

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大阪北浜、東京田町にオフィスを持つ医薬・バイオ分野の語学サービス会社 アスカコーポレーション社長 石岡映子のブログ。

NYを後にし、ボストンに入った。
昨年初めて訪れたが、きれいで落ち着いていて大好きな街だ。
Charles River沿いを歩いていると、北浜中ノ島界隈に見えないこともない。
でもこちらは川幅が広く、緑豊かな公園が続き、とにかくゆったりとしている。
川沿いのMITがしっくりとなじみ、芝生で本を開く学生たちは映画のシーンそのものだ。
CafeもRestaurantもそれぞれ絵になる。


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地下鉄にも乗ったが、NYと違って係員がいるし、乗客も静かだ。
(車両は古く、大阪地下鉄のお下がり?だとか)


この町はハーバード大学の存在感が大きく、MITとともにアカデミックな雰囲気が漂う。
ボストン大学はもちろん、工業系大学も多く、大型の病院も数多くある。
研究、研究、技術、医療など、それぞれがユニークに相乗しているように見える。

一昔前は日本人が多く留学し、エリート養成のメッカだったはずだ。

見かけるアジア人は韓国人、中国人ばかり、日本人は3人しか留学していない?


ハーバード系列のBrigham and Women's Hospitalという病院を案内してもらった。
心臓外科手術の技術はNo1で、当然、出産に関する最高の高度医療を誇る。
診療時間は一人当たり30分以上は割くらしい。
診療施設は日本と同様だが、患者や家族が疾患について勉強できる広い図書館のような部屋が際立っている。
絵画があちらこちらの壁に掛けられ、その芸術的センスは病院を感じさせない。
米国では医療が究極のサービス業であることがわかる。


ボストンの企業はほとんどが郊外にある。
タクシーで20分、ってそれほど気にしていなかったけど、実際には20キロ以上は離れているだろうか。
オフィスは当然ゆったりし、一人あたりのスペースもかなり広い。
ASCAの東京事務所が広くなった、って喜んでいたけど、ここの会社の受け付け程度だ。
車のない生活はここでは考えられないのもわかる。


どこもここもゆったりしている。
NYの激しさに比べ、皆が豊かに見える街だ。

でも実際には15%以上の失業率で、就職もままならないらしい。
誰も景気はまあまあだと言うが、タクシーの運転手さんはやや荒い、
経済が厳しいことには変わりないのだろう。