32年ぶりのニューヨークは夢の街? | 医薬翻訳のアスカコーポレーション 社長ブログ

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大阪北浜、東京田町にオフィスを持つ医薬・バイオ分野の語学サービス会社 アスカコーポレーション社長 石岡映子のブログ。

32年ぶりのニューヨーク.。
他の町での仕事をする前に週末立ち寄った。


仕事してくれている昔の仲間にも会いたかったし、どうしてもGround Zeroは見てみたかった。
エンターテイメントとビジネス、ファッションをリードするニューヨーク、大阪など比べものにもならない。


飛行機では一睡もできず、入国審査で散々待たされ、シャトルタクシーもかなり怪しい。

ブロードウェイ近くのホテルの名前は「Dream」。
4ツ星、安くはない。

でもきわめてなまめかしい名前だ。
それでも受付も通じ、すぐに部屋に通してくれた(それだけで、まずはアメリカでは合格?
(大阪なら6500円も出せばこれ以上のホテルには泊まれるのに)


疲れていて部屋でビールが飲みたい。冷蔵庫には瓶のlightビールが1本だけある。

なのに栓抜きがない。ビールはあるのに。
米国にはコンビニがないのでどこにもビールが売ってない。
フロントに栓抜きを頼むと自分で開けろと言われ、仕方なくルームサービスでビール持ってきてもらっても栓抜きは置いていってくれない。

ふざけるな、って言いたいけど、この国でそのせりふは通じない。

窓が壊れてる、メーターがないタクシー
客をめんどくさがる食料品店の店員

スモール、と言ったのに大盛りのジェラード


すごかったのは地下鉄。
32年前は乗ったらいけない、って言われていた。
でももう安心らしいし、ガイドブックにも薦めて紹介してある。
運とラインが悪かっただけかも知れない。けど、切符を買いたくてもどこにも係りの人はいない、
とりあえず10ドル券を買ったが、2回乗っただけ、懲りた。
赤字で人員整理で人がいない、らしいが、これって絶対役人の勘違いだ。
東京の地下鉄も不親切だが非ではない。
バックを抱え込んだのは初めてだし。
次の駅どころか、今の駅の名前おなかなか見つからない。
参った!


ニューヨークに2日いて、日本が弱くなり、草食?人種が増えた理由が見える。
日本はきれいで、誰も優しくて、食事はおいしく衛生的で、コンビニがどこにもあり、病院はただ同然、
この国では言わないと何も出てこないし、小さな声だと無視される。
格差があまりに激しいので、おのずからお金持ちになりたくなる。


NYに日本人をあまり見かけない。韓国人か中国人ばかり?
留学は絶対ではないが、やはり若いうちにこの不自由を味わったほうがいい。
かわいい子に旅をさせるのにもってこいの町だ。


私が来た32年前、日本人はyellowと言われ、全てが高嶺の花だった。

5番街では入るとにらまれるし、レストランでは末席に座らされた。

家電製品が充実していて、みんなが大きな車に乗っていた。

全てが「夢」に見えた。


確かに今は幸か不幸かすごいと思えない。

だから、夢をもつのが難しい時代かも。


でもこの国で少なくともはっきりしていることがある。

二種類しかない、持つものと持たざるものだ。

何かさびしいけど、やっぱりお金は夢。


この国でシンプルに考えさせられた。