【対話】細部に気づく | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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皆さま、こんにちは。
税理士・公認会計士(船戸明)の「本業ブログ」にようこそ。

 日本経済新聞文化欄の『私の履歴書』。各界で活躍した方が1か月間、その生涯を振り返った文章を連載されています。

 先月(6月)は、京都大学がん免疫総合研究センター長の本庶佑(ほんじょ・たすく)さんでした。その22回目の連載で、2018年にノーベル医学・生理学賞を受賞した当時のことを語っています。

 まず奥様(滋子さん)が記者会見で語られた言葉。「何事も諦めない。とことん極める人。家での会話でも中途半端に終わらせない。そういう態度が、この結果につながったのかなと思います」(6月23日、日経)。

 驚きました。私とはまったく正反対。いや、当たり前でしょうか。何事も諦めている(自分では「諦念」と思っている)。とことん極めることができない(熱しやすく冷めやすい)。家での会話は聞いていない(家族が読まないことを祈ります)。そういう態度は、きっと、どんな結果にもつながらないのだと思います。

 ストックホルムに入り、授賞式までの1週間を本庶さんは「とにかく疲れた1週間」だったと語りました。ニュースでは授賞式くらいしか目にしませんが、いろんな行事が目白押し。もちろん、断ることもできない。

 その1週間のクライマックスを本庶さんはこう語りました。「圧巻だったのは千数百人が参加する、授賞式後の晩さん会。料理やワインの中身はさることながら、そのサーブに驚かされた。一流のウエーターが全国から集まり料理が全員にほぼ同時に提供される。ノーベル賞がスウェーデンにとって世界に存在感を示す国家事業であるということを垣間見た」(同)。

 すごいのは、晩さん会のサーブもさることながら、それを「すごい」と感じられる本庶さんの感性でしょう。

 家では、話は聞いていないものの、小さなことには目配りしているつもりです。というより、大きな志やビジョンなどというものを持ち合わせてもいませんし、描くこともできない。あるべき家族像なんて考えたこともなく、足元の小さなことに目を向けるだけで精一杯なのです。ただ、家でも仕事でも、細部に気づいてくれる人もいる。それだけで十分なのではないかと。

 なぜ話を聞けないかについては、思うところが2つほどありますが長くなりそうです。それはまた機会を見ておいおいと書いてみることにしましょう。




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