皆さま、こんにちは。
税理士・公認会計士(船戸明)の「本業ブログ」にようこそ。
先日、珍しくイライラし通しの1日がありました。なるほど、自分がイライラするのは、仕事(「用事」という広い意味合い)が1度で片づかないことなのだ、とふと気がついた。
銀行に行ったら書類が足りないと言われる。では足りない書類が何かといえば、私的につくった紙切れ1枚。こんなの、誰でもつくれるぞ、という書類を追加で持っていったら、係の方はさぞ満足したように手続きを進めてくれました。おいおい、大丈夫なのか。。。
自分の頭では分かっているつもりのことが、言葉で相手に伝えようとしても伝わらない。これって、相手の問題ではなく、こちらの理解不足の問題です。理屈や趣旨までさかのぼり、制度や手続きのことをきちんと理解していれば、何を語れば相手に伝わるかも整理ができるはず。根っこのところが理解しきれていないので、説明する言葉に説得力がないのです。
メールで質問に答えた。そうしたら更問いが来た。それ自体は全然構わないのですが、こちらの答えをさらに深める問いではなく、最初の問いと並列な問いが返ってくると、さっき一緒に聞いてくれてもよかったのではと考えます。
これは、自分でも注意しなければなりません。税理士が月次処理について顧問先に質問するとしましょう。Aという質問をして、その返事をいただいた。Bという質問を忘れていたので、追加で質問。その返事をいただく前に、Cという問いを思い出したので、さらにメールで質問する。D、E……。相手からすれば、「バラバラ質問するんじゃねえよ、A~Eをまとめて1通のメールで聞けよ」と感じるでしょう。
話はそれますが、建物に入るセキュリティも不思議な気分になるときがあります。訪問先を伝え、名前と時間だけ記入する。ただ、それだけ。おいおい、大丈夫なのか。何かの牽制になっているのかどうか。
内部統制には、悪意や不正の意図を持って騙そうと思えば騙せてしまうという「限界」があると言われます。現金を出金する際には2人で確認する「ダブルチェック」をすることで間違いが起こらないようにする。もちろん、一定の牽制効果はありますが、2人が共謀してしまえば、その牽制効果はなくなるでしょう。
入館セキュリティも同じ。受付で立ち止まって手続きが必要という一定のハードルはあるものの、本気で突破しようと思えばいくらでもできてしまう。その辺りは、リスクと現場の業務の円滑化との兼ね合いです。
おいおい、大丈夫なのか。そんな場面に出会うと、つい愉快に観察してしまいます。いや、イライラしている自分も楽しまなければと言い聞かせているのかもしれません。
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