皆さま、こんにちは。
税理士・公認会計士(船戸明)の「本業ブログ」にようこそ。
各新聞、土曜日に「読書欄」が掲載されています。日本経済新聞も然り。その中で数週間に一度、「リーダーの本棚」というコーナーがあり、各界を牽引する人が座右の書や愛読書を紹介しています。
今日は、全国社会福祉協議会会長の村木厚子さん。2009年に郵便不正事件で逮捕されたときは驚きました。そうしたら、10年に無罪確定。その後、厚生労働次官を務めたキャリアにも心底驚きました。
村木さんの挙げた本を見て、「いいな」と思ったのは、座右の書が『ハリー・ポッター』だったこと。他にも愛読書には『名探偵コナン』や『エースをねらえ!』といった漫画を挙げていたこと。
毎回、このコーナーを見るたびに、「本当に読んでるのかよ」とツッコミを入れていました。哲学書や壮大な歴史書を挙げているリーダーが多く、リーダーだからという力みがあるのではないかなあと感じていたのです。
その点、村木さんの挙げた本には力みがない。『ハリー・ポッター』について、こう語っています。「もっとも好きなのは、屋敷しもべ妖精のドビー。大きな運命や環境は選ぶことができなくても、どう受けとめて行動するかは自分で選べる。そういうメッセージを受けとめました」(15日、日経)。
座右の書も愛読書もありません。でも、15年ほど前から読書に目覚め、気になった本を乱読しています。リーダーではありませんが、本棚に挙げるとすれば。
『汽車旅12カ月』(宮脇俊三)
…中学生(高校生?)時代に読んだ読書の原点です。
その後、宮脇さんの本は、ほぼすべて読みました。
『大河の一滴』(五木寛之)
…監査法人時代の繁忙期に読み、肩の力が抜けたと実感。
本を読んで、体の感覚が変わった体験は初めてでした。
『昭和のエートス』(内田樹)
…昭和という時代が何だったのか、こういう本を待っていました。
以来、内田先生の本も出るたびに読み続けました(今は休憩)。
『みをつくし料理帖』(高田郁)
…人情の機微を、どうしてこうまで細かく感じ取れるのか。
その後、『晴れときどき涙雨』を読んで納得できました。
『旅をする木』(星野道夫)
…山を歩き、写真を始め、自然に目を向けるようになりました。
みずみずしい言葉が、より心に響くようになったと思います。
『ハングルへの旅』(茨木のり子)
…50歳を過ぎてハングルを学び、韓国詩の翻訳までした茨木さん。
ハングル教室に通い始め、第二の教科書として持ち歩いています。
こういったリストが増えていくことを願います。
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