【対話】小さなお店 | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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こんにちは。
税理士・公認会計士(船戸明)の「本業ブログ」にようこそ。

 時間があるとき、京都の事務所近辺を散策しています。食習慣を見直そうと考え始めたこともあり、単に散策するだけではなく、歩ける範囲にある飲食店でランチをいただくついでに歩いてみようと。

 住所にもある木津屋橋通は、小さな裏通りですが、古い住宅や商店、手工業などが並び、東西2kmほどを歩いているだけでも、新しい発見が転がっています。「こんなところにパン屋さんがあるのか(まだ入っていない)」。「記念碑が立っているがなんだろう(なんだかは忘れてしまいました)」。

 とにかく昼食を供してくれる店に、すべて入ってみる。そう思って行動を始めたのが3月上旬。1か月経ちましたが、毎日ではないこともあり、まだ一巡しません。そろそろ二巡目に入ろうかという頃、ふとした場所で小さな和菓子屋さんを見つけました。

「あれ、見覚えがある」。最初に見つけたときにそう思ったのは、別の場所にも同じ名前の店があり、そのお店で名物と呼ばれる和菓子が発見した小さなお店でも売られていたから。別の場所のお店はもう少し大きく、いつも行列で、名物と呼ばれるお菓子を買うため2年に1度くらいは並んでいます。あまりに美味しいので、経営者の方に話を聞かせてもらったこともありました。

 先日、事務所近くで見つけたお店に行き、名物和菓子を購入。そして聞いてみました。「○○にある同じ名前のお店とは関係があるのですか」と。店番をしていたおばあさん。間髪を入れずにこう答えてくれました。「のれんわけです」。そして、さらに間髪を入れずにこう付け加えることを忘れずに。「ここで90年ほどになります」。

 申し訳ないことを聞いてしまったのだと思いました。間髪を入れない、淀みない答え方を聞く限り、きっと、何百回と聞かれた問いだったのでしょう。でも、うんざりした様子は微塵も見せず、凛とした矜持を静かに語られたように感じます。

 並んで買うお菓子と、並ばずに買えたお菓子と。家族も含めてまったく変わりなく、おいしくいただきました。食べ比べをしても、きっと違いは分からないでしょう。見る限り、その和菓子だけでなく、いろいろと興味を惹かれるお菓子が並んでいました。折を見て立ち寄ってみたいと思います。

 こうした散策をできるのはありがたいこと。京都駅やヨドバシカメラから5分離れただけで、普通の生活を感じられる街並みを歩くことができる。東本願寺と西本願寺に囲まれ、町の喧騒を忘れることもできる。その静かな環境を満喫したいと考えています。




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