【対話】毎月の流れ | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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こんにちは。
税理士・公認会計士(船戸明)の「本業ブログ」にようこそ。

 日次決算、週次決算、月次決算、四半期決算、半期決算、年次決算。こう書くと、年がら年中、決算が続きます。

 日次や週次を目指していくこと自体はいいとして、少なくとも、前月の状況(決算数字)を今月中にまとめる必要はあるでしょう。前月の数字が今月分かれば来月には手を打てる。それが週次になれば、先週-今週-来週という流れになり、日次になれば、昨日-今日-明日、という流れになる。変化の激しい時代です。決算の流れも早いに越したことはありません。

 かつて前任の担当者から引き継いだ業務。今の時期で言えば、1月に訪問して12月の資料をもらい、持ち帰って集計し、2月に報告していました。12月の数字を2月に報告していたら、手を打つのは3月になってしまいます。2か月の空白は、いくらなんでも長すぎでしょう。1月に訪問して、その場で12月の数字を集計し、その場で12月の数字を報告する流れに変えました。それでも、もう少し流れを早められないか。報告の見せ方をどうすればいいか。試行錯誤の連続です。

 別の顧問先では、12月の資料を1月にもらい、訪問前に集計して、1月の訪問時に12月数字の説明をしていました。これだって、集計作業を早くできれば、何も訪問のタイミングを待つ必要はありません。事前に集計結果を送り、訪問前に確認してもらう。そうすれば、状況の把握や対策の構築が、少しでも早く可能になるはずです。

 流れを変えた、と書きましたが、正確ではないかもしれません。何かの拍子に、副産物のように、ふと思いつく。たとえば新型コロナウイルスで訪問ができなくなったときに、「じゃあメールで送ります」という対応があったとします。で、メールを送った後に、「そうか、であれば毎月メールにして、予習済みの状態で訪問すれば話の密度は濃くできるのでは」と思いつく。

 これまで手書きでもらっていた現金出納帳。さすがに手書きはやめて、エクセルにしましょうと話をします。で、エクセルにするのなら、ついでに、もうひと手間最初にかければ、その出納帳からそのまま会計ソフトに取り込みができるようにできるはず。ということで様式も変えて、ソフトに仕訳取り込みをしています。

 方法を変えるには、それなりのエネルギーが必要でしょう。変えたほうがいいと分かっていても、新しい方法は常に不慣れなのであって、現状の処理方法に慣れています。でも、多くの場合、変えてみれば何のことはありません。「なぜ今までやらなかったのだろう」と感じるはず。問題は、副産物ではなく、いかに意識的に変えていけるか。変えたほうがいいと気がつけるか。今日も流れの変更に取り組みますが、これも副産物。その成果を横展開したいところです。




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