【閃き】変化の速さについていく | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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こんにちは。
税理士・公認会計士(船戸明)の「本業ブログ」にようこそ。

 ネット通販を最初に使ったときのことを覚えているかというと、覚えていません。アマゾンだったのか、アスクルだったのか。ただ、今日注文した商品が翌日届くアスクル(明日、来る)のサービスに、驚嘆したことは覚えています。明日どころか、午前11時までに注文すれば、今日来るのではなかったでしょうか。

 一方、便利さの背景にはAIの進化とともに人の動きがあるもので、アマゾンの倉庫で絶望したなんていう本もあるくらい。その本を読んだ次男に、アマゾンで注文するくらいなら本屋に行きなさい、と釘を刺されています。

 新型コロナウイルスで学んだことの1つは、昨日までの常識がずっと常識とは限らない、ということでしょう。

 感染が流行し始めた当初、ネット通販の売上が大きく伸びている、という話があったように記憶しています。外出もままならない。実際、梅田でも、心斎橋でも、まったく人がいなくなった時期がありました。御堂筋線がこんなにガラガラなのかと驚いた。買い物したいという欲求と、自宅やスマホからのオンライン浸透で、ネット通販の利用が増加することになりました。

 と思っていたら、3年経つと状況は変わります。消費者は実店舗に回帰しているのだとか。「新型コロナウイルス下で急成長した電子商取引(EC)に陰りが出ている。行動制限がなくなり実際の店舗での購買が増えていることに加え、物価高の影響でECでも販売価格が2割上昇し、送料も上がっていることが背景にある」(22日、日経)。

 確かに、送料は気にします。昨日、禁を破ってアマゾンでポチっとしましたが、プライム会員でなくとも送料無料になるかどうかを気にしながら2冊発注しました。ただ、それ以外の場合の、たとえば、ある書店からカレンダーを買うとか、毎年同じ手帳を注文するとか、年末年始のお酒を発注するとか、そういう場合の送料は気にしていません。諦めているというのか。送料がかかり、しかも送料が上がっているにしても、だからといって実店舗に行ける商品ではないので「仕方ないだろう」と思っています。

 とすると、日常のちょっとした買い物であれば、送料を回避するために、外出する通り道の店で探してみようと考えるのかもしれません。

 いや、ネット通販利用の増減そのものよりも、陰りが出ているという事実に驚きました。少し前まで「急成長」ともてはやされていた。でも、3年経つと陰りが出てきた。ということは、陰りの兆候はもっと早くに出ていたのだろう。ネットでも売りたい、と顧問先が語ったとして、「これからはネットの時代ですね」なんて答えたら大変なことでした。商売にするのなら、陰りが出てきた、と言われて気づくようでは遅すぎます。変化は速い。その変化に鈍感だと、日常生活の中に転がっているヒントを見落としてしまう。心の中に、常にチコちゃんを思い浮かべる必要がありそうです(『チコちゃんに叱られる!』)。




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