【解説】軽減税率の導入 | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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こんにちは。
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 消費税率の引き上げ(8%→10%)。
 飲食料品に軽減税率の導入(もとの8%とは異なる8%)。

 10月から消費税が変わりましたが、
 まもなく2か月が経過しようとしています。

 今使っている会計ソフトは、
 毎年、更新が必要で、そのためのコストは数万円。
 2014年頃まで、毎年は更新していませんでした。

 消費税と固定資産。
 この2つの制度に変更がなければ、
 少々前のバージョンでも、まったく困らなかったのです。

 今は、ダメ。
 制度が毎年のように変わることと、
 それ以前に、更新を省略する理由もないだろうと。


 先日、
 まったく別のソフトで、
 軽減税率導入のための改修に30万円かかった、
 という話を聞きました。

 しかも、飲食料品を販売している会社ではなく、
 お茶購入や新聞の定期購読に軽減税率を適用するのみ。

 税率改正だけなら、通常のメンテの範囲。
 ところが、軽減税率対応は、通常とは別枠だったと。

 何とももったいない話ですが、
 作る側から見れば、当然なのでしょう。
 今までなかった概念で、申告書の書式もずいぶん変わりました。

 その作り込みには、
 それなりのコストがかかる。
 それにしても、とは思いますが。


 ちなみに、軽減税率対応のためにかかった費用は、
 通常、修繕費として処理することが可能です。
 ソフトの機能向上ではなく、
 ソフトがソフトとして使用に耐えうるための改修ですので。

 最近、話題にも上らなくなった軽減税率。

 事務処理の煩雑さを考えれば、
 早々に撤廃してほしいものですが、
 やめる、立ち止まる、を忘れた人たちが作る制度ですから、
 撤廃はあり得ないのでしょう。




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