【翻訳】本質を隠す報道 | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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毎朝4時起き、スポーツと読書が大好きな税理士/公認会計士がお送りする税務・会計に関する本業ブログです。
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こんにちは。
大阪南船場の早起き税理士・公認会計士(船戸明)の
「本業ブログ」にようこそ。

 日本経済新聞ですが、
 時折、とんでもない方向に議論が向くことがあります。

 たとえば、水道。
 全国の事業体で、財政状況は厳しい。
 そこまではいいとして、
 では民営化を含めた効率化が必要だとか。

 もちろん、民営化の問題点を指摘する記事もあるのですが、
 とにかく、企業側に向けた企業人が読む新聞という位置づけから、
 企業が好む方向への論調が強いと感じることが、多々あります。


 驚いたのは、
 先週土曜日(2019/9/21)の土曜日版。

「食べられるにもかかわらず、捨ててしまう食品ロス。
 消費増税を前に、無駄なく、賢く食材を使い切る工夫を共有しよう。」

 ということで、
 ダイコンの葉や、ニンジンの皮なども、
 ちゃんと料理すれば食べられるという特集記事でした。

 いや、その手法自体は、
 なるほどと思える内容です。

 確かに、食べられるものを捨てるのはもったいない。

 でも、そこに「消費増税」を絡めるから、
 なんとも安っぽい、貧しい話に感じてしまう。

 いつから、ウチの国は、
 野菜の皮だの葉だのを食べて増税をしのぐ貧しい国になったのか。
 いつから、ウチの国は、
 増税そのものに異議の声をあげず、粛々と従う国になったのか。

 こういう記事を見ると、
 新聞が軽減税率を勝ち取ったことの弊害が露呈している、
 と感じてしまいます。


 消費税は消費者が負担する?
 消費税は社会保障に使われている?
 消費税は欧米で採用されている最先端の税?
 消費税の税率はまだまだ低く、さらに上げる余地がある?

 もう少し自分の目を見開いて、
 自分の頭をぐるぐる回転させて、
「嘘つけ」と疑ってみる必要があるのでしょう。




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