こんにちは。
大阪南船場の早起き税理士・公認会計士(船戸明)
の「本業ブログ」にようこそ。
突然変な話ですが、毎朝、トイレの中で本を読んでいます。トイレ文庫、と勝手に名づけています。
トイレの中に本棚があるわけではありません。持ち歩くにはちょっと分厚い。そんな本を、トイレにしゃがむ時間で少しずつ読み進めていく。そんな時間です。
今読んでいるのが、インタビュアーの木村俊介さんが漫画編集者にインタビューをされた『漫画編集者』(フィルムアート社)。その中で、「週刊ビッグコミックスピリッツ」や「月刊!スピリッツ」の編集者である山内菜緒子さんの言葉が印象に残っています。
漫画はサービス商品だとおっしゃる山内さんは、こんな話をされています。
「漫画としてこれを表現したいのだ、の一歩先にあるもの。読者さん、つまりお客さんがどれだけこれで充実した三〇分や一時間を味わってくださるのかということを、私たちは常に意識しておかないといけない。漫画だけを考えて漫画を作っていたら視野がすごくせまくなってしまうかもしれないんですよね」(P.118-119)。
これって、税理士の仕事にも、ぴったりあてはまるような気がします。
「税理士としてこれを表現したいのだ、の一歩先にあるもの。社長さん、つまりお客さんがどれだけ税理士との会話で充実した三〇分や一時間を味わってくださるのかということを、私たちは常に意識しておかないといけない。会計だけを考えて試算表を作っていたら視野がすごくせまくなってしまうかもしれないんですよね」
びっくりするくらい、ぴったりではないでしょうか。
最近、ふと自分の文章を読み直す機会がありました。その中で、かつて発行していた事務所便りについて、こんなことを書いていました。
僕が税理士であり、会計士である、ということから出発するのではなく、
お客様が何に悩み、何を求めているか、から出発する。
よくもまあ、恥ずかしくもなく、こんなことを書いたものです。でも、決して自分を飾ったわけでも、誇張したわけでもなく、素直に、そう考えながら事務所便りを発行していました。
その評価は読者の皆さんにお任せするしかないのですが、仮に事務所便りという冊子の発行でなくても、普段社長さんと接する30分、1時間という時間でも同じことではないかと思います。
その時間に、いかに会計の一歩先にあるものを見つめられるか。
その積み重ねから、お客さんとの信頼関係が生まれるのだと、私は信じています。
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