やまぎです。



さて皆様、いかがお過ごしでしょうか。

この頃はコロナの影響でどこも大変ですよね。

どうかお体に気をつけてお過ごしください。



私の学校も授業開始日がだいぶ先延ばしになりまして、それも外出を控えるための休校だと考えると 特に何もする事がありません。笑 
そこで、

この休み中に、本棚の漫画を全部読み返してみるのはどうだろう?

という考えに至りました(*^^*)

…暇なんですもの。急に。
きっとこれもお告げです。
初心に帰りなさいという、漫画の神様からの…
私はそれに従ったまでです!!


ということで、
これから自分の本棚の漫画の感想ブログを書いていきます。

この機に、このブログを見てくださった読者様にも 気になる作品に巡り合えて頂けたら幸いです(*^^*)

良かったらお付き合いくださいませ!


さて、本題に入らせて頂きます。


今回は

「バジリスク~甲賀忍法帖~」 



について 私の思うままに語っていきます!

⚠︎注意⚠︎
ネタバレを含みますので予めご了承ください。



まず、私がバジリスクを初めて読んだのは、Twitterのフォロワーさんが好きだった事がきっかけでした笑

「朧ちゃん可愛い」という声が気になって、
「じゃあ読んでみようか…」と思い イッキ読みしました。

結論。朧ちゃん可愛い

可愛いです。
朧ちゃん可愛い。本当に可愛い。
まるで可愛いのバーゲンセール。
原作のほっぺプニプニ感がまた良いです。


(このギャップ顔にゾクッ…僕も忍者になって、朧ちゃんにこの顔で見下されたいです)

(忍びのプロフェッショナルである陣五郎殿の気配に気づくなんて、流石は忍者の家の生まれ…)

あんな戦闘力カンストしまくった忍者達の中で、ただ一人だけ、至って普通の女の子なんですよ。

至って普通の恋をしている、普通の女の子。

だからこそ、幸せになれなかった事が余計に辛いんです。
弦之介も朧ちゃんも、ただ結ばれたかっただけなのに…
やっと400年続く負の連鎖を断ち切れると思ったのに、上の勝手な都合で、忍者達は戦争させられるんです。

「忍者共がいくら血を流そうが、こっちは痛くも痒くもないわい」

なんて言われちゃってます。
伊賀も甲賀も、所詮は駒に過ぎないんですね。虚しいです。

しかし全編通して 伊賀と甲賀を見比べてみると、
伊賀は甲賀に対してやたら好戦的な気がします。

(朧ちゃんは何も悪くないんですが)
朧ちゃんの存在により伊賀の忍者たちは、
「朧ちゃんの破幻の瞳があれば、甲賀者などいつでも潰せる」
という気持ちが無自覚に芽生えてたんじゃないかな…と思ってしまうんですよね。

そして天膳様はじめ、野心家が多い気がします。

巻物を見た時、お幻さんが殺られたという事への憎しみ悲しみ悔しさより、不戦の約正が解かれた事への喜びの方が先に見られましたし…
甲賀より伊賀の方が、悪い顔してるシーンが圧倒的に多いです笑
(甲賀は後出しで遅れを取ったので、伊賀にやられがちに見えるだけでしょうが…^^;)

そんな伊賀の人達は、甲賀者の弦之介が朧ちゃんと結ばれて、伊賀の主に…実質、甲賀者に伊賀を支配されるという事が 許せないんでしょうね。

仮にもし朧ちゃんと弦之介の性別が逆だったら、朧ちゃんが甲賀の支配者になるようなものなので…
伊賀も本編ほど好戦的にはならなかったかもしれませんね。
(逆に甲賀が好戦的になった可能性もありますが…)

丈助と弦之介が伊賀に呼ばれ、丈助が浮かれて好き放題言っていた場面を 伊賀の目線で読み返すと、めちゃくちゃ腹立ちますもん。
「これ以上 甲賀者に伊賀を侵食させてたまるか」
と思いますよ。
そりゃあんな殺意剥き出し宴会になります。




逆に、甲賀は全体的に温厚なイメージです。
伊賀と和睦する事にも 積極的に見えます。
(それは先程述べた通り、甲賀は婿側…伊賀を取り入れる側であるからの浮かれ、余裕とも見れますが…)


甲賀には 天膳様的野心家ポジがおらず、そしてチームワークの高さから、アットホーム感が凄いです(*^^*)

将監が地虫先生に瞬時に気づき巻物を投げたシーンは、強い信頼が感じられてとても好きです。

天膳様と対になるポジションは…個人的には兄さまだと思います。
野心家ではないと思いますが、お胡夷ちゃんを殺られてしまってから、全力で伊賀を潰しにかかってますね。兄さま強すぎる。
弦之介様の瞳術お披露目直後のニヒルな顔、大好きです。

兄さまがお胡夷ちゃんを看取るシーン…
あの場面の二人は、ただ純粋に兄妹でしたね…何も言わずとも通じあっていました。

バジリスクは、どのキャラクターも 忍者としてではなく、1人の人間として、恋人や家族としての心情が描写されているのが魅力であり、辛いところですよね。

アニメではより一層、過去や人間関係の描写が強調されていました。
しんどかったです。
一話の弾正とお幻でボロ泣きしましたもの。

伊賀と甲賀、どっちが悪とかないんです。
どっちも正義なんです…
憎しみは憎しみを呼び、歴史は繰り返されます。

バジリスク、やはり名作ですね…

何度でも読み込みたい作品です。

また近いうちにバジブログを更新するやもしれませぬ!!

最後までご高覧頂きありがとうございます!