これは今と今後の私の目標だ。
しかし、これが出来ていると自認できる人はこの世にどれだけいるだろうか。
父は、完全に自分の機嫌を自分で始末することなく、妻に、家族に当たる男性だった。暴力こそ振るわないが、言葉や態度で表し、私たち家族は一挙手一投足に怯えていた。少なくとも自分はもちろんそのように振る舞う人間にはなるまい、と望んでいた筈だった。
結婚したら夫はあまりにも穏やかで、怒ることや大声を出すことなどない「できた人」だった。こんな男の人っているんだ…。正直、驚きと同時に尊敬した。
私は時々、娘に言った。
「世の中の男たちは大抵はお父さんみたいじゃないから、お父さんが普通、と思わない方がいい。」
いやしかし、その後の人生において女性とて、自分の機嫌次第で弱き物に構わず当たる人もたくさんいることを知った。自分はそうはなりたくない、と思っていた。
だが…。ある時、私も同様に短気な一面があり(キャパシティが小さいということ)、イライラが爆破すると、人に当たれないから物に当たったり、あー〜❗️❗️❗️と大声をだしてしまっていた。当然、その音や声は子どもらに聞こえた筈だ。
「同じじゃねーか〜!」と思った。やだやだやだ。どうすりゃいいんだ。誰か教えて!
そしてある時、友人が「自分の機嫌を自分で直す方法」を教えてくれた。私はレッスン料を払い、ちゃんとそのテクニックを教えてもらった。…ものの、なかなかイライラパワーが大きい時はこの方法を一度きりやったくらいではそう簡単にはスッキリは出来ないのだった。友人には何回もその方法をやることを勧められた。しかし泣きたいほど辛い時はこのやり方をすることも無理な時もあった。
最近やっと、誰かに、何かにイライラした時、なんとか自分で鎮めることが出来るようになってきたかも?と思っている。まだ胸を張る自信はないが、以前の自分とは違ってきていると感ずる。イライラすること、怒ること自体は決して悪いことではない。ただ、それは大抵何か、のせいではなく、許容出来ない自分のせいなのだ。もちろん、怒りをきちんとした手段を持って向けなければいけないこともある。その場合はなるべく整然と論理的に訴えなければ失敗する。