3月3日~上巳の節句(桃の節句)~
雛祭りは、中国から伝わった行事で五節句のひとつ、桃の節句です。
雛祭りは梅が咲く頃なのになぜ?
雨水の次の節気、啓蟄でも出てきますが、
旧暦の3月3日は、新暦の4月上旬頃。
桃の花が微笑む頃に行われたため、桃の節句と呼ばれたそうです。
体調を崩しやすい節句に、邪気(風邪や病気など)を払う桃の花を飾っていたようです。
また、百歳(ももとせ)まで生きられるようにという、不老長寿の願いを込めているという説もあ流ようですね。
邪気を払う桃のことについて・・
中国では、冬から春へ繋がる最初の巳の日を祝うことから上巳の節句とも言われます。
水辺にて身を清め厄を払ったあと、宴をします。
日本には奈良時代頃に伝わり、人形に身の穢れをうつし川に流すようになったそうてす。
平安時代になると、ひいな遊びと言って、宮中の生活を真似た人形遊びが流行ました。
ひいなとは、小さくて可愛らしいものという意味だそうですが、
私も小さい頃、家のお雛様に飾られている家具を見て、たまらなく遊びたい気持ちになったのを覚えています。
ミニチュアが好きで、娘が小さな頃は一緒にシルバニアファミリーで一緒に遊んだりしました。
いつの時代も夢中になるのは同じ!
( *´艸`)
それらが今の雛祭りのルーツのようですね。
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◆ お内裏様 ◆
お雛様の衣装は平安時代の宮廷装束を模したものだそうです。
十二単は、袖口からちらりと見える重ねた色がとっても素敵ですが、その色合いは季節を表現しているようで、色の重なりは、自然が移り変わってゆく美しさ、過ぎてゆく哀しさ・・・
平安時代の方々の美意識は高すぎです…
(*ฅ́˘ฅ̀*)
男雛が関西地方では、左側(向かって右)なのは、日本古来から左側が位が高いということからだそうです。(左方上位)
神社で左手から手水を使うのもここからきているとか。
ちなみに、左大臣の方が位が高いそうです。
現在は、西洋に合わせ天皇も皇后の右側(向かって左)に立たれていますが、お雛様の位置はどちらでも大丈夫だそうですよ。
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◆ 菱餅◆
娘のこよなく愛する3色の菱餅。
ひな祭りの定番ですが、
赤・・クチナシ(解毒・消炎・止血)・・魔除け・・花
白・・菱の実(血圧降下 胃健)・・清らかさ や純白・・雪
緑・・ヨモギ(厄除・鎮痛・造血)・・健康・・草木
白い雪の間から新緑が顔を出し、花を咲かせる姿をイメージしているようです。
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◆ 桜 と 橘◆
御所飾りの 桜と橘。
京都御所にある、左近の桜・右近の橘を模しているものですが、平安神宮でも見る事ができるそうです。
奈良時代には、左近には梅があったようですが、華やかという事で平安時代より桜が植えられたようです。
私のソウルフラワーの梅でないのは残念ですが、桜も大好きなので・・いつか見に行ってみたいです!
( *´艸`)
雛祭りという言葉は江戸時代からで、一般の庶民にも身近なものになったようです。
今のように医療が発達してない時代、健やかに育つ事が何より大切だったのですね・・・。
ひな祭りの歴史を見るとそんなふうに感じてしまいます。
我が家の娘は二十歳をすぎましたが…
厄を、雛人形が引き受けてくれますので、大きな怪我もなく無事に育ってくてた事を感謝して…そして早めに片付けようと思います*✲゚*(*´﹀` )*✲゚*