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誂える・設える・拵える-住まい創り-

  誂える(あつらえる)は建築主・設える(しつらえる)は設計者・拵える(こしらえる)は職人
神戸のA.S.A.P.design Lab.が目指す建築主・設計者・職人のネットワークによる素材にこだわった住まい創りのプログです。

どうもです。


昨日3日に岡山Y邸の打合せに行きました。

木工事部分の詳細打合と外壁金属サッシ確認を行いました。

いつもお願いしているサッシ屋山本さんに加古川から来てもらいました。

(車同乗させてもらい一緒に来たんですが・・・)

お施主様にも工務店、大工さんにも細かい所まできちんと説明してくれるので

安心出来ます。


鼻隠し、破風板のピーラーが綺麗なので、このままで行けたらなぁって思います。

でも何か塗ると思いますが。


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明日4日から屋根板金工事が始まります。



どうもです。


先週土曜日1日に兵庫県HM養成講習会第7回目がありました。

出石での実地演習でした。


「私の好きな街並・・・」ということで、

(私の好きな・・・って自分で選んだ建物ではなかったのですが・・・)

割り振られた出石の建物について、所見をまとめていくというものでした。

登録文化財の申請書類の中に,「建物の所見」があります。その練習です。


建築の経緯・歴史的背景と、建築主・設計者・施工者や

敷地形状、規模・配置などの基本的な事項と、

構造形式・平面形式や部位の詳細・特徴などを記載していきます。


増築・改築など建物の変遷については、建築主や所有者に聞き取りするか、

書物・写真など文献記録から確認する事もありますが、

第1次資料としては、施工跡や棟札、墨書、銘板など現状の有姿が一番重要になります。


建物の写真を撮り、立面図のスケッチも行いました。


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これは、大門そばさんのスケッチです。

もともと郵便局だった建物を装飾し、そばさんに改装しています。

RC造かと思いましたが、木造2階建だったのです。

スケッチの左側立面は1階部分がセットバックしてそば屋さんの入口になっています。

木造だから出来たんですね。


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出石酒造さんのファサードスケッチです。

出格子窓、虫篭窓が素敵でした。

右端の酒造庫は道路に面して土壁の迫力ある建物です。


じっくりと建物に向き合い、いろんな痕跡・資料の情報から

その変遷を辿ると、この建物の心が見えてくるような気がします。






どうもです。


昨日29日ですが、岡山Y邸の現場打合せに行きました。

電気関係、サッシ関係、大工工事の打合せをしました。


私は、お施主様から依頼を受けて、お施主様の想いの詰まった住宅を設計します。

機能的、構造的、コストなどバランスを考えながら設計していくのですが、

常に思うのは、どう創るか?創ることが出来るのか?ということです。


創ることができないものの絵を書いても仕方ありません。


その創る人が職人さんです。拵えるひとですよね。


「人の手がすることだから・・・」

(若い時に大工さんに言われました・・・・)


人の手が入るのか?作業できるのか?持ち運べるのか?釘が打てるのか?などなど。


そういう事を考えながら、線を描いていきます。


今回の岡山Y邸は、ユアサ棟梁。


在来工法の住宅も多く創られているようですが、

ハウスメーカーさんの住宅もされているようです。


非常に温和で頭も柔らかい感じを受けます。

そういう感じって大事だと思います。

こうしか出来ない!、こうするものだ!という頑固な職人さんもおられますが、

こちらの設計する意図を話すると、なるほど!と納得して、

じゃーこうしましょう!と解答を出してくれる。


こちらも無知では行けません。詳細についての創り方をわかっていないと

同じ次元で話は出来ません。とっても勉強にもなります。


心配することなく、いい住宅が出来ると思いました。


現場も楽しみです。


Y様、期待していて下さいね!


※プログプロフィールの写真は、京都の北村美術館に併設する四君子苑の手摺です。

  とても薄い材ですが、曲がることなく、ズレルことなく、綺麗に直交しています。

下に手摺子も無いのに・・・。とても好きですね。

どう創ったのか?興味沸きませんか?




どうもです。

昨日26日、南あわじ市阿那賀にあるお屋敷の

古民家鑑定に行って来ました。

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この建物です。

もう6年程、使用されていないようです。


古民家鑑定は、築60年以上の伝統建築で建てられた古民家を

(在来工法の建物も鑑定します)現有する状態で鑑定し、

文化的価値、耐久性などの総合的な判断基準に基づき鑑定書を発行し、

古民家に新たな価値の創造をおこない、提案していくものです。


また古民家の移築、再生利用を積極的に提案し、どうしても解体等を

行う場合には、古材の買取にて再利用も提案します。


今回の物件は築90年のお屋敷です。

屋根は入母屋の形状で、甍唐草の大棟、巴瓦の本葺きです。

平面形状は、主屋から倉庫、物置が繋がり、ロの字の中庭型です。

柱は全て4寸角檜材、梁は松材でした。

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小屋梁は地松で、地棟、棟木ともに8.0Mの1本ものでした。

虫食いなどない良い状態の梁でした。


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牛木は7.0Mの径600程ありました .

(この一番下の梁です)


鑑定でどれくらいの評価になるのか

鑑定書が楽しみです。




どうもです。


これって何だと思いますか?


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田んぼの用水路の淵にいます。

(岡山Y邸周辺の田んぼで見つけました)

田んぼの稲にもついていました。

稲の緑の中にこのショッピングピンク!凄く目立ちます。



これはタニシの卵だそうです・・・・



昔、田んぼの害虫を駆除するのに、

このタニシが外国から持ち込まれたそうです。

今は逆にこのタニシが増えすぎて問題だそうです。


こういう事って他にもいろいろありますよね。

人間のエゴだけで、自然や生態系を変えてしまう事は

その歪みが大きくなって、よりどうしようもなくなってしまう。


目先の事だけではなくて、その先まで熟考することが大切ですよね。