伝統工法について | 誂える・設える・拵える-住まい創り-

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神戸のA.S.A.P.design Lab.が目指す建築主・設計者・職人のネットワークによる素材にこだわった住まい創りのプログです。

どうもです。


先週土曜日20日に兵庫県HM養成講習会第4回目がありました。

播磨社寺工務店様による「近現代建築物の工法と伝統的建築物の技法について」という

内容でした。


昨年、E-ディフェンスで行われた伝統工法による建物の振動実験の映像も拝見しました。

非常に木造の粘り強さがわかる映像でした。やっぱり木は凄い!と思いました。


石場建ての柱、貫工法、小舞竹組の土壁など、伝統工法による技法は、

現在の建築基準法では用いる事が難しいものとなっています。

しかし現在、国交省のプロジェクトで、上記の実験などから伝統工法の技法について

その効果を科学的に検証し、現代の建築物にも用いることができるようにしようと進められています。


そのあと、継手仕口の実測スケッチをしました。

皆さん、建築士試験の製図を思い出すなぁ~など笑いながら、慌てて仕上げていました。


そのあと、写真のような木組を実際に解体して、また組み上げるという工程を学びました。

これが元の状態です。


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順番に解体し、整理していかないと、組み上げる時に

部材が残っていたりしてまた解体してやり直し~って感じでした。

非常に面白い体験でした。

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解体中!ちょっと無理やり。。。力づくになってます。。。

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組みあがり、記念写真!結構汗だくでやっていました。

皆さんお疲れ様でした(勝手に写真掲載しすみません)