白南風へエメラルド吐き散らす旅     竹岡一郎

 

エメラルドグリーンに透き通った海原を見るたびに思い出すのが

篠原鳳作の代表句、「しんしんと肺碧きまで海のたび」

これからは一郎さんのこの句も付け加えよう

実際は宝石のエメラルドなんだろうけれど、

目の前にひらけたエメラルドグリーンの海も、

宝石のエメラルドも同じ

それらを吐き散らして旅をしていると想像することは実に楽しい

想像などと言うと一郎さんは不満だろうけれどラブラブ!