昨年を振り返り『上肢ばね指編』 | medical science training 麻生スポーツ理学センター

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ってお決まり説明ですが、日々蛇足を書き綴るブログです。w

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先日の『貴方も誤診...』のところでも少しふれたが、上肢の中でも今回はばね指について。


再筆になるが、手の指の屈曲,伸展時にそれぞれ弾発現象を生ずる状態を一般的にばね指と言う。


臨床上は伸展時に弾発現象を呈するほうが多くみられ、中年以降の女性で手をよく使う人に多く、母指、環指、中指によくみられる。


進行すれば弾発時の痛みが強いため、指をなかなか伸展しなくなる。 関節付近に小腫瘤を触れ、圧痛がある。

指を他動的に伸展させると痛みとともに弾発現象を生ずるのが理論。

 

当院にばね指だと言ってやって来る患者の殆どが病院や接骨院等、他院で改善されずに訪れる方。 しかもそのほぼ全員が、他動的に弾発現象が全く発生しないのである。


これはまさしくシメタものである。


前治療がすべてマニュアル通りの治療しか出来ない、していない典型例なのだ。 確実に数回で終わる。


頭の柔らかさ、発想の柔軟性、机上の理論どまりの思考では無意味という事実。


そこがこんな単純な症状でも要求されるという事なのだ。