【トレジョの遺伝子組み換えポリシー】表示がないけど、どうなってるの? | 美和ペディアの「細胞が輝くホリスティックヘルス」

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ロサンゼルスのホリスティック栄養士、Miwaです。 OL時代にリウマチ・膠原病を発症。食事療法・心理学・ヨガ等にて1年で難病克服。食のセミナー講師、ヨガ講師を経て、統合栄養学、スポーツ栄養学を専攻。実践で使える食と栄養学、セルフケア、オーガニック情報を発信中


【Trader Joe’sの遺伝子組み換えポリシー】

表示がないけど、どうなの?

 

 

 

今回は、

トレジョの遺伝子組み換え食品の

取り扱いに関するポリシー について、

詳しくご紹介していきます。

 

 
アメリカの遺伝子組み換え食品
 
アメリカ国内で生産される
主な遺伝子組み換え作物と言えば、
 
 
🔸大豆
🔸キャノーラ
🔸トウモロコシ
🔸綿実(コットン)
🔸テン菜
🔸パパイヤ
🔸ズッキーニ
🔸イエローサマースクウォッシュ
🔸アルファルファ(主に家畜用)
 
があげられます。
 
 
スーパーで売られている食品で、
遺伝子組み換えの可能性があるのは、
 
主に上記の作物と、
それらを使った加工食品です。
 
 
それ以外にも、動物性由来の食品
(肉、卵、乳製品、養殖の魚)は、
 
家畜に与えられる餌が
遺伝子組み換え作物である場合は、
遺伝子組み換え食品扱いになります。
 
 
遺伝子組み換え作物や食品は
略してGMOと呼ばれ、
 
遺伝子組み換えでない作物や食品は
Non-GMOと呼ばれます。
 
 
 
遺伝子組み換え食品の表示義務
 
アメリカにおいて、現時点では
遺伝子組み換え食品の表示義務は
ありません。


同時に、「遺伝子組み換えでない」
の表示も任意となっています。
 
 
2022年より、新しく表示が
義務付けられることが決定しています。

 
2022年からの表示義務についての
詳しい記事はこちら
 
 
 
遺伝子組み換え食品を避ける方法
 
Non-GMOの表示は任意ですが、
原材料に遺伝子組み換えを
使用していなければ、
 
生産者はそれをアピールするために、
“non-gmo”と表示する場合が
ほとんどです。
 
 
しかし、生産者の自己申告では
信頼性に欠けるため、
 
アメリカには
Non-GMO Verified Project という、
遺伝子組み換えでないことを認定する、
プライベート機関があります。
 
 
アメリカの消費者がGMOを避けるには
主に以下の2つの方法があります。
 
1. オーガニック認定のある食品を買う

 

2. Non-GMO Verified Projectの
認定のある食品を買う

 

遺伝子組み換えを避けたい消費者は、
スーパーでの買い物の際、
食品のパッケージに付いている
オーガニック認定のロゴ、もしくは
Non-GMO Verifiedのロゴを探します。
 


Trader Joe’sの商品には
NON-GMOの表示がない!?
 
トレジョの商品は自社ブランドが
8割を占めています。
 
 
トレジョの自社ブランド商品には
GMO、Non-GMOのいずれの
表示もありません。


トレジョは自社ブランド商品が
遺伝子組み換えでないことを保証する
調査をNon-GMO Verified Project に
依頼していません。

 
その理由ですが、
販売商品の監査を第三者に依頼し、
さらに認定を受けるには、
コストがかかるからです。


遺伝子組み換えが気になる
消費者にとっては、トレジョの商品に
GMO情報の記載がないことは、
食品を選ぶ際の不安材料になりますよね。
 
 
例えば、ポップコーンを買う場合、
原材料のコーンが遺伝子組み換えでない
ことを確認するために、
 
通常なら、Non-GMO Verifiedの
ロゴを探して買います。
 
 
ところが、パッケージにnon-gmoの
表示や認定ロゴごがないと、
 
オーガニック認定のあるものを
選ぶしか選択がないの?
 
と思ってしまいますよね。
 
 
そうなると、トレジョの商品は
オーガニックが少ないため、
選択がごく限られてきます。
 
 
ポップコーンに関しては、
1種類しかオーガニックがありません。


季節限定で変わったりはしますが、
だいたい1〜2種類です。
 
 
 
Trader Joe’sの遺伝子組み換え
ポリシーはどうなっているのか?
 
トレジョの遺伝子組み換えポリシーを、
自社ブランドと他者ブランドにわけて
まとめてみました。
 
 
自社ブランド
 
1. 基本的にnon-gmoのみを使用している。
 
商品に使用する原材料がnon-gmoで
あることを徹底しており、

原材料を選ぶ時点で、non-gmoで
あるかどうかを第三者のラボで
テストさせている。

 
ただし、完成品の第三者による
non-gmo認定は受けていない。

 
2. 動物由来の食品
(肉、卵、乳製品、養殖の魚介類)
においては、
 
家畜に与えられる餌が
遺伝子組み換え作物であるか、
そうでないかを確認できないため、
non-gmoにはならない。
 
 
他者ブランド
 
他者ブランドに関しては、
遺伝子組み換え食品であるか、
non-gmoであるかについて、
トレジョは責任を持たない。
 
 
 
まとめ
 
トレジョの自社ブランド商品で、
動物由来の食品を含まないものは
「遺伝子組み換えでない」
ということです。
 
 
動物性由来の食品を含むものと、
他者ブランドのものに関しては、
オーガニック認定のある商品以外は
遺伝子組み換えの可能性がある
ということになります。
 
 
スッキリしましたか!?
 
 
トレジョの自社ブランドを買う際、
原材料が植物性のみであれば、
遺伝子組み換えかどうかを気にする
必要はないということですね。



ただし、トレジョのポリシーが
どれだけ徹底されているのかを
信頼するかどうかは、

消費者次第です。
 

第三者の認定がない限り、
ブランドの信用度で決めることに
なりますね。


スーパーの自社ブランドの製品は
品質があまり高くない傾向にあり、
厳しい消費者から見れば
信用度は低いかもしれません。


どこまで気にするかは、完全に
自分次第だということです。

 
どうしても気になる人は、
オーガニック認定のあるものを
買ってください。
 
 
 
今日の豆知識
 
ポップコーン選びで、
遺伝子組み換えを避ける方法として、
 
Heirloom(エアルーム)の
コーン使用の商品を選ぶ
 
という選択があります。
 
 
エアルームとは、
固定種」という意味です。
 
 
固定種というのは、
昔から続く在来種や伝来種のことです。
 
 
原種に近く、遺伝子操作が
されていないことを意味します。
 
 
コーンの粒が小さいですが、
味わいがあって美味しいですよ。