10月14日から始まったサツマイモ掘り。
今年こそ、Day1、Day2。。。とブログを書きたかったのですが、体力が追い付かず、気づいたら終わってしまいました。ということで、まとめて振り返ってみようかなと思います。
ひと夏超えて、元気いぱり広がるサツマイモ。風をうけて、まるで海原のようです。
ここ一面を「ツル刈り機」で刈っていきます。このツル刈り機、バリバリとヘリコプターのような音がするので何度も空を見上げてしまいました。ちなみに、前方に割と無差別に飛んでくるサツマイモの破片はなかなか痛いので、ツル刈り機が来たら顔をそむけます。
さぁ、ツルを刈ったら、マルチを剥いでいきます。防草、保湿など栽培期間中ずっと大役を果たしてくれた正にマルチなシート。ツルを刈ったとはいえまだ残っている根本を鎌で切りながら剥いでいきます。
バサーバサーと剥げればいいのですが、土に埋まって途中で切れたりするので、マルチを土に残さないように細心の注意をはらってはぎ取っていきます。そしてよく乾燥させてから、くるっとまとめてリサイクルへ。
マルチが剥がれたら、こんどはトラクターの出番。一気にがーーーーっと掘り起こしていきます。
掘り起こされて、まるでローラーの上を小躍りするようにでてくるサツマイモに興奮して喜ぶもつかの間。今度はこれを集めて、根本を切って、選別して箱に詰めます。
そしてさすがはトラクター。どんどんどんだん掘り起こしてくれるので、どんどんどんどん拾います。もはや「サツマイモ掘り」というか、「サツマイモ拾い」。
前日雨だったこともあり、全身泥だらけです。
幸い抜けるように気持ちのいい青空の下、風も優しくて、よい秋の一日でした。
二日目の朝はまさかの「0度」
うわぁぁ・・・・の一言です。
早朝の畑は幻想的できれいです。周囲の山々も雪をかぶり、なんとも美しい…。
サツマイモはといえば、表面の葉っぱが霜をうけキラキラとしていました。
でも、その後、真っ黒に変色、ぱりぱりになっていました。下の方の葉っぱは変わらず元気。幾重にも層になって守りあっているんだなと植物の強さ、生き残るための戦略を目の当たりにしました。
人間はというと、掘り始めてしまったので、ここから一気に終わらせようと、作業を加速させる戦略にでました。
幸いにも、ここまで気温が下がったのはこの日だけで、それ以降はそこそこよいお天気に恵まれました。それでも、たくさんの方にお手伝いいただき、予定よりもずっと早く終わらせることができました。お手伝いに来てくださった皆さん本当にありがとうございました!!怒涛の1週間でしたが、毎日がイベントで、刺激的で楽しかったです。
現在、サツマイモはキュアリングという工程に入っています。
これをすることで、サツマイモの保存性があがります。シルクスィートは、掘りたてはホクホクの粉質系なのですが、日が経つと、とろっとしっとり食感に変化するので、キュアリングをするおかげでゆっくり変化を待つことができます。
このサツマイモが熟成してしっとりした頃に、干し芋作りが始まります。同時に、サツマイモの販売も始まります。今年もどうぞよろしくお願いいたします!!