脱穀手伝い | Kimidori farm&kitchen

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群馬県高山村にあるKimidori farm&kitchen。毎日違う畑の様子、作物の様子なんかを日々綴っています。

30度の夏日があったかと思ったら、昨日今日と寒い秋の雨です。秋雨の前に、もち米の脱穀のお手伝いにいってきました。

 

気持ちよく晴れた秋の午後。

 

ハンデ(稲架(はさ))から稲の束を下ろし、脱穀機にかけます。 

暑くて薄着になりたいのですが、無防備に立ち会ったら、脱穀機で粉砕され空中に飛散している稲わらのこまかーーーい残骸が体中に刺さり、全身顔面どうしようもなくちくちくします。なのでできるだけ全身カバーしたいところ。結果サウナ状態でしたでも、首はチクチク。

 

脱穀後のお米(籾)は袋に入れて次の工程へ。 藁は残るのですが、この藁も貴重品。 

来年畑で使ったり、近所の酪農家さんが使ったり、今年はこれで鍋敷きをつくってみたいと思ったり、利用方法はたくさんです。

 

ところで、「はんで」をつくっている棚は、木の枝と竹を組み合わせたものです。一本として同じ形のない木の枝を、ちゃんとまっすぐ竹の棒が渡るように微調整して組んであります。やって当たり前、できて当たり前、と思われるかもしれないですが、やっぱり毎年感動します。


田んぼという画一、フラットではない土壌で、微調整ができて、うまい具合に余裕を持たせたうえで成り立つ感じ、素敵だし、アナログの美しい技術だなと思います。


 

そんな田んぼには生き物もたくさん、わらわらと賑やかです。暑さと戦う私たちの周りを涼し気に、そして優雅にとまるトンボ。大急ぎで逃げ回る蛙、はんでの棒にしがみついて威嚇してくるカマキリ。

 


片付ける際に、このカマキリがくっついていたのを忘れて棒を担いでしまったら、顔面に飛び乗ってくるという反撃(?)に出てきました。以前、虫苦手を克服するためにつくったオリジナルの「虫に対する3原則」を心していても、驚きました。不意打ちは駄目ですねー。

 


 

秋の晴天の日に無事にお手伝いができて良かったです。

少ししかお手伝いできませんでしたが、来年も美味しいお餅が食べられる、と思うと汗だく状態でも首がチクチクでも、感謝の気持ちしかありません。

 

さぁ、明日からはいよいよサツマイモ掘りが始まります!いいお芋ができていますように!