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芳川純子です。
自己紹介シリーズ。
自己紹介④引き寄せ・・・?(いまココ)
大分県は別府の断食道場で、人生のターニングポイントを迎えた私。
ただ、その時はまだ本当に会社を辞めてもう一度学生になろうと決意したわけではありませんでした。
チャンスがある(社会人入試のこと)
↓
迷っている時間はない(願書の提出まで1週間!)
↓
とりあえず申し込もう。考えるのはそれから。
目指したい未来が見えたら、今、できることをやる。
そういえば、いつもどんな時も、私はこんな姿勢でいたな…と思います。
この時
本当に仕事辞めていいの?とか、
学費は?とか、
先のことをアレコレ考えて行動しなかったら、
確実に今の自分はいませんでしたね。
そうこうしているうちに状況はトントン進んでいきます。
大学の卒業証明書や高校の調査書(成績表みたいなの)を取り寄せ
(1週間くらいかかると言われたのを「どーしても3日でお願いします!!」とゴネました)
どうにか無事に願書を提出。
受験票も届き、「社会人特別入試」の試験までの3週間を過ごしました。
入試科目は「面接」と「小論文」のみだったので、特に受験勉強をすることも無く。
入試を受けることは家族にも、彼氏(今の旦那さん)にも誰にも言っていませんでした。
だって、自分で決めたことだから。
自分の責任で決めたことだから。
起業塾に入るときもそうだったけど、こういう時、相談ってしないんです。
主人はこんな私の性格を、よーーーーく理解してくれていて、
本当にありがたいです
話はそれましたが、試験を受ける2週間前、ちょっとした出来事がありました。
中学時代の友人と、たまたま会う機会があったんです。
その時に「最近こんな本読んでめっちゃ元気出たよ」と紹介された本。
それが『海馬』でした。
あまり「本を買う」ことをしない私でしたが(図書館派)
この海馬に関してはなぜかすぐにでも読みたくなり、すぐに本屋さんで購入しました。
記憶をつかさどる海馬の役割から
「好き」と「記憶」の関係、「何歳になっても海馬の神経細胞は増えている」など
対談形式でわかりやすく記述されてあったので、
まだ医学の知識も何もない私にも理解しやすい内容で、確かに元気がでました
そして迎えた社会人入試当日。
まずは小論文。
問題は2問。
1問目は孟子の「性善説」をもとにした医療倫理に関する意見を問うもの。
この問題はたぶん正解とかはなくて、個人の倫理観や医療に対する考えを確認する問題だったと思います。
そして2問目。
マウスを使った、海馬と記憶と環境、記憶と感情、脳神経細胞の増殖に関する実験が
記載されたレポートを読み、その結果からわかることを答えよという問題。
・ ・ ・
デジャヴかと思いました。
ほんの少し前に読んだ本に書いてあったのと、全く同じ内容の実験!!!
ほとんど考えることなく、解答欄を埋めることができました。
問題の答えは、読んだ本の中にわかりやすくまとめられてたのだから。
実験の意図を理解しているか?実験結果を分析することができるか?を問う問題だったのだと思いますが、
理解するも分析するも何も、
私にとってはただの「知ってる内容」だったのでした。
続く面接では「数学好きですか?」とか、
「最近気になったニュースは何ですか?」とか、
就職試験に比べたら、それはそれはマイルドな面接で、
私もリラックスして談笑していたような記憶があります。
だから、1週間後に合格通知が届いたときも、あまり驚きませんでした。
断食中に図書館で社会人入試の情報を見つけたことや
その期限にギリギリ間に合う状況だったこと
読んだ本の内容が、そのまま入試問題にでたこと。
当時はこれらのことを、
今でいう「引き寄せ」というやつなのかな?とただただ幸運に感じていましたが、
やっぱりその引き寄せも
「今の仕事を辞めても、どこでも働けるような手に職をつけられるとしたら?」
「以前から興味のあった医療分野の仕事に就くことはできるのか?」
そんな未来の自分像を思い描くことがなければ
決して自分のところにやって来ることはなかったのだろうと思っています。
ただ、「何かないかなー」と待っていても、何もやってこない。
未来を描き、行動を起こしたときに初めて、
自分の望む現実を手に入れることができる。
14年を経た今は、そんな風に感じています。
自己紹介⑤OLから大学生へ~無い無い人間からの卒業~へつづく