昨日の朝、ブログを書き終えてから、約半年ぶりにお墓参りに行きました。

 

 今年のお正月の三が日、長野県松本市の四柱神社に参拝した後、岐阜の家に帰り、その翌日、東京へ出発した時に立ち寄るような形で、お墓参りをしたっきりです。

 

 その後、ずっと仕事にかまけて東京に滞在していたので、すっかりご無沙汰してしまいました。

 

 お墓を丁寧に掃除し、お花と替えてろうそくとお線香を上げてから、岐阜駅までの帰り道を懐かしい気持ちで歩きました。

 

 この岐阜の街は、僕が生まれ育った故郷です。

 

 街並も、昔と変わりましたね。

 

 

 

 岐阜駅のすぐそばにあるサカエパン……

 

 僕が生まれる前から、ずっとこの場所にあって、この近所に住んでいた僕は、幼い頃よくお店の人からパンの耳がいっぱい入った袋を分けてもらって、食べていました。

 

 パンの耳は、無料なんですよ。

 今の時代ですとちょっと考えにくいことですけど、近所の子供が来たから、おすそ分け…… みたいな感覚でしょうか。

 

 サカエパンの創業は昭和22年……

 ということは、創業から77年目になるんですね。

 

 この前、自然派四柱推命中級講座のFさんと地元の岐阜の話になって、Fさんがサカエパンのことを知っていたので驚いたのですが、もう何代にもわたって経営しているのですね。

 

 しかも大繁盛していて、お店の前に人だかりができています!!

 

 僕が子供の頃にはこんなことはなくて、普通にひっそりと営業していました。

 

 懐かしいので、お店の中に入ってみることにしました。

 

 お店の人はすっかり代替わりしていて、初めて会う人ばかりでした。

 まあ、当たり前ですけど……

 

 それにしても、たくさんの種類のパンが店内に並んでいて、びっくりしました。

 

 

 

 焼きそばパンやクリームパンなど、いろいろ買い込みました。

 

 僕が子供の頃には、こんなたくさんの種類のパンは売っていませんでした。

 少なくとも、この焼きそばパンは絶対になかったです。

 

 どのパンもボリュームがあって、美味しいです。

 全部食べたら、すっかりお腹がいっぱいになりました。

 

 僕が子供の頃のサカエパンは、あんぱんとか、あずきカステラの甘い味のイメージだったのですが……

 

 これはもう、当時のサカエパンとは全くの別物ですね。

 

 でも、それで良いと思います。

 

 

 

 糖分が少し足りないので、Fさんからいただいていた生キャラメルを一緒にいただきました。

 濃厚な口どけが最高です(^^)

 

 サカエパンの新しいパンのメニューは、後を受け継いだ人が開発したのでしょうね。

 

 そして今、お店の前に人だかりができるほどに大繁盛しています。

 

 後継者という存在は、大事だなあと思いました。

 

 今の僕の周りには、ありがたいことに素敵な受講生の方がいっぱい集まってくれています。

 

 例えば「自然派四柱推命」という流派を残したいとか、そういったつまらない野望は僕にはありません。

 

 この人を幸せにするツールとしての四柱推命を、誰かに引き継いでいってもらえるのなら、それだけで十分です。

 

 別に、僕のやり方通りでなくても構わないし、それが正しい方向性であれば、むしろどんどん改良を加えていってほしいですね。

 

 どこの業界でも「これが元々の老舗の味なんだから、絶対に変えるな」みたいにいう、頑固な創業者や料理人がいますけれど、それでは発展していかないと思うんですよ。

 

 時代が変われば、好みや味覚だって変わりますし、ましてや、人の価値観や考え方は時代と共にどんどん変化しています。

 

「科挙に合格する人物を見極める」という目的で作った昔ながらの四柱推命のままでは、現代に生きている人のニーズに対応することはできません。

 

 今の時代は「個性化」の時代ですから、そういった意味では、昭和の高度経済成長時代の価値観だって、現代には通用しません。

 

 サカエパンが、あんパンやあずきカステラといった昔ながらのメニューだけで営業を続けていたなら、ここまでの発展はしていなかったはずです。

 

 いろんな刺激を受けながら、上級講座テキストを作成していたら、だいぶはかどりました。

 

 今日も引き続き、上級編テキストの作成、頑張ります!!