3月になったとはいえ、まだまだ外は寒いです。

 むしろ僕には、3月上旬のこの頃が一年で一番寒いように感じますね。

 

 普通に考えたら、そんなことはないのでしょうけれど……

 

 この時期は長かった冬のせいで地表が冷え切って、足元から冷え込んできますし、家の外に面している縁側の床なんて氷のように冷たかったりします。

 

 とはいえ、あと2週間もすれば確実に暖かくなるので、あともう少しの辛抱……

 

 ということで、寒いのが苦手な僕は、今日も天井と床に断熱材が組み込まれたニシーネ スペースにとじこもり、一日中暖房をつけて、自然派四柱推命の講座のテキストとスライド作りの仕事をしています。

 

 今はインターネットが発達しているので、こんな風に仕事場にこもりっきりの状態でも、いろんな資料を閲覧したり調査ができたりします。

 

 国会図書館所蔵の書籍なんかでも、昔の古い文献とかはスキャンされて取り込まれているので、国会図書館の会員登録がされていれば、ログインするだけで自宅にいながら、本が閲覧できたりするから便利です。

 

 近年、新型コロナウィルスの影響で、世界中が大パニックになって、誰もが大変な思いをしたと思うのですが、その副産物として、ZoomやSkypeといったものも含めて、あの頃こういったインターネットの整備が飛躍的に進んだような気がしますね。

 

 本当に、ありがたいことです。

 

 こうして一日中部屋にこもって作業をしていれば、さぞや仕事が進むだろうと思いきや、必ずしもそうとは言い切れません。

 

 これは本の原稿を書いている時もそうだったのですが、作業がはかどって仕事がものすごく進む日もあれば、時には、ずっとインターネットを検索し続けて、悶々としながら思考が堂々巡りでするだけで、結果的には仕事が全く進まない日もあるんです。

 

 そんな日はものすごく空しくなって、「オレは一日何をしていたんだ」みたいな気分になります(笑)

 

 仕事の締め切りは迫っていますから、そんな時には気持ちがあせりまくるのですが、あせればあせるほどに空回りします。

 

 でも、考えてみると、そういう日が必要だったりするんですよ。

 

 一見すると、空回りしているようで、実はその時間に頭の中の見えない世界で、いろいろなものが練り込まれていたりします。

 

 例えば、数学の勉強の応用問題なんかがそうだと思うんですね。

 

 一つの問題を時間を掛けて、悶々としながら考えることで、応用問題をとく力がつくんです。

 

 答えが分からないからと言って「教科書ガイド」を買ってきて、その答えを丸暗記してしまえば、さぞ時間短縮になるだろう…… と考える人は、いつまでたっても応用問題ができるようになりません。

  子供の頃の僕はそんなでした(笑)

 

 これは数学に限らず、全てのことに言えるような気がします。

 

 だからおそらく、作家とか研究職のようなお仕事というのは、前に進めても前に進めなくても、膨大な時間を掛けて、目の前のことに真正面からぶつかっていくしかないように思いますね。

 

 それを続けていると、ある日突然、全てのものがつながって、探し求めていた答えにたどり着いたりします。

 

 前に進める日も、そうでない日も宝物……

 

 さあ、今日も一日頑張ります!!