昨日からずっと、東京の天気は晴れたり雨が降ったりで落ち着きません。

 三寒四温で暖かくなったり寒くなったりして、この時期は体調を崩しやすいので、皆さまどうかお体を気遣ってお過ごしくださいね。

 

 三寒四温の時期を過ぎれば、やがて本物の春がやってきます。

 寒いのも、もう少しの辛抱です。

 

 Hさんからのアドバイスで枯れた茎を切った胡蝶蘭が、いつしかつぼみを着けていました。

(2024/1/20ブログ「ありがとう胡蝶蘭」参照)

 

 

 

 枝の先っぽが、ふくらんで大きくなっています。

 

 鉢植えのそばでずっと過ごしていたのに、つい最近まで全く気づきませんでした。

 

 やがて、このつぼみから美しい胡蝶蘭の花がひらく……

 そんな風に想像するだけで、胸がおどって幸せな気持ちになります。

 

 それにしても、生命の神秘というものには、驚嘆させられるばかりです。

 

 我々人間もこのつぼみと同じで、この世に生を受けて赤子として誕生し、いつしか大人になって、そして衰えて消えていく……

 

 植物でも人間でも、どんなものであっても、原因と結果という因果関係からは逃れることはできません。

 

 そこにタイムラグがあって、すぐに結果があらわれないから、つい惑わされてしまいますが、一定の時が過ぎた時には、全ての動因が実を結びます。

 

 枯れ枝を切らずに水も与えなかったなら、このつぼみがここに存在しなかったように、今の形が形成されている原因は全て、誰かが過去に行った行為が結果となったもの……

 

 当たり前過ぎることですけど、この世の世界における真理です。

 

 もしも、時間を超越したあの世の世界があるのなら、そこではきっと、原因と結果というものは同時に連動して現れるのではないかと思います。

 

 おそらくその時間を超越した世界では、自分とか他人とかいった境界線さえも明確ではなく、全て一つにつながっているのではないかという気がするんです。

 

 だから、この世で起こるあらゆる出来事は、過去の自分が行った結果が、ただ、こだましているだけではないかと思うんですよ。

 

 以前はそんな風に考えることはなかったのですが、二年前いろいろなことが起こった時、ふと、これは自分が昔、前世かなんかでやったことが、今の自分に返ってきているのではないか…… みたいに感じたことがあって、それ以降、いつもそんな風に考えるようになりました。

 

 そして、それはこれから先も、ずっと同じではないかという気がします。

 

 つぼみがいつしか大きくなって、やがて美しい花が開くように……

 

 素敵な未来が花開くように、今のうちに、たくさん準備をしておきたいと思います。