いよいよ、九州の旅もこれで終わり……
昨日は、本州最南端の山である開聞岳(かいもんだけ)に登ってきました。
この日の鹿児島の天気は晴れ、そして降水確率は0%……
登山をするにおいて、これほど恵まれた条件はありません。
前日は、恥ずかしいことに飲み過ぎで体調が悪く、とても登山をするのは無理というコンディションだったのですが、あちこちの神社を巡っている内、体調もすっかり良くなって、体力の方も戻ってきました。
焼酎には二度と手をつけまいと、心に固く誓いました(笑)
山のふもとの駐車場で、Hさんと山登りの準備をしていると……
一匹の猫がそばにやってきて、お辞儀をして我々を出迎えてくれました(^^)
この開聞岳の標高は924m……
富士山(3,776m)、白山(2,702m)などと標高だけで比べてしまうと、登るのはたやすく思われやすいのですが、山のふもとから登らなくてはならない分、それなりにハードです。
一年前に登った時には、体力的にキツすぎて、死にそうな思いをしたので、最初、Hさんから開聞岳登山をスケジュールに加えようと言われた時には断ったほどです。
ここが、登山道のスタート地点……
「千里の道も一歩から」ですね。
とはいえ、前回一度、登り切っている経験があるだけに、体力のペース配分は、ある程度分かっています。
前回登って分かったのは、とにかく5合目まで気合いを入れて登り切ってしまえば、なんとかなる…… ということ。
開聞岳は5~6合目までが体力的に本当にキツくて、一年前の登山の時も、我々の前にいた登山者の何人かが、そのあたりで登頂を断念して引き返していきました。
7~8合目あたりには岩場の箇所はあるものの、それほど登りにくい山ではないのですが、山登りに慣れていない人にとっては、それなりにハードな山です。
Hさんが撮ってくれた写真……
後ろにぼんやり写っているのが、桜島です。
登るのは大変でも、この開聞岳の登山道は最高に気持ちがいいんです。
頂上付近にある御嶽神社に、ご挨拶させていただきました。
もう山の頂上は、すぐそこ……
ついに頂上に到着……
普通であれば山の頂上というのは、風がビュービュー吹いて寒いのですが、今日の開聞岳山頂はほとんど風がなく、静かで穏やかです。
「昭和63年7月20日 皇太子殿下登山御立所」と書かれた石碑があるのを発見しました。
平成天皇であった上皇陛下も、この山に登頂されていらっしゃったのですね。
頂上の一番高い所でご献杯をし、その後、コンビニで買ってきた行動食を食べて、いよいよ下りです。
登りが大変だった分、下りというのは楽です。
とはいえ、登山の事故が多いのは圧倒的に下りの時なので、気をつけて下っていきました。
よく考えたら、僕は昔、下りのエスカレーターも下りられないほどの重症の高所恐怖症だったんです。
不思議なことに、いつしかそれは完全に治ってしまいました。
開聞岳を下り終えて山の方を振り返ると、開聞岳の後ろから、大きな太陽が我々を照らしていました。
鹿児島では、もうすっかり春……
あちこちに、菜の花が咲きほこっています。
開聞岳を登頂し終えて、体中、もう汗がびっしょりです。
着替えとタオルを持って、この開聞温泉に浸かります。
鉄分と塩分がたっぷりの赤茶色に濁った源泉そのままのお湯が、とっても気持ち良いのです。
お湯にたっぷり浸かって、その後は鹿児島空港へ……
4日間の九州縦断の旅も、これでおしまい。
早期割引価格8,070円で購入したチケットで19:00発のJAL652便に搭乗して、これから東京へと戻ります。
東京に降り続いたという雪は、まだ残っているのだろうか……
そんなことを考えながら、飛行機に乗り込みました。
戻ったらすぐ、週末の講座の準備に取り掛かって、土日の四柱推命講座に備えなくてはいけません。
さようなら、九州の地……
たくさんの思い出を、本当にありがとうございました。