今朝もベランダから空を見上げると、穏やかな秋空が広がっていました。

 

 人の人生の毎日には、とても気分が良い幸せな日があったり、中にはやりきれないような辛い日もあったりします。

 

 でも、こうして空を見上げてみて、その毎日というのも、こんな何も変わらない穏やかな空の下で繰り広げられているのだなあ…… などと、ふと思いました。

 

 およそ、澄みきった空を曇らせる人間の悩みのほとんどは、人に関わるものではないかと思います。

 これは、本当に身近な人間関係から、もっと大規模な人的災害のようなものまで、全て含んでのことですが……

 

 でも、もっと突き詰めて考えてみると、その悩みの本質は、案外どれも自分の心の中にあったりするんですね。

 

 もちろん、何でもかんでも、そうやって簡単に割り切って考えられるものではありませんし、どちらにしてもその悩みの壁は、最終的には自分で超えていくしかないのかも知れません。

 

 目の前のその問題に現実的に直接取り組むことが、案外、一番の早道であることも多いですし、時には、占いというものがその答えを教えてくれることだってあるでしょう。

 

 ただ僕は、悩みというものは、わりと意義があるものだと考えるタイプなんですよ。

 その悩みから、たくさんの価値のあるものが生まれたりもしますから……

 

 とはいえ、過度の悩みや苦しみというものは、人間のやる気を阻害するというか、メンタルを壊して無気力にしてしまうようなこともあります。

 だから、そこから脱出する道しるべのようなものは、持っておいた方が便利です。

 

 僕が悩みにぶち当たった時、そこから脱出する道しるべとしてよく参考にするのが、ヴィクトール・フランクルの言葉なんです。

 

 フランクルは、ナチスの収容所での体験を書き綴った名著「夜と霧」の著者としても有名ですが、心理学の三大巨頭といわれるジークムント・フロイト、カール・グスタフ・ユング、アルフレッド・アドラーの3人に加えられて、「第4の巨頭」とも呼ばれている人です。

 

 次のブログでは、このヴィクトール・フランクルについて、少しだけ語ってみたいと思います。