長い休みの間ずっと、自分の中の四柱推命理論の再構築をしていたんです。

 

 これまでの僕の知識のほとんどは、書かれているものや、伝え聞いたものを拠り所にしていました。

 

 もちろん、実践の鑑定の経験でその知識に修正を加えてはいたのですが、それでも元となる知識は、自分がこれまでに聞いた教えや資料でした。

 

 その中には矛盾するものや、どうしてもかみ合わない理論があって、いつも悶々としていました。

 

 それを解決しようとさらに文献にあたると、さらに混乱したり、14歳から四柱推命というものを知って、いつしか40年近くになりますが、その繰り返しでした。

 

 この長い休み、あちこちの野山に足を運びました。

 

 会社騒ぎで持っているお金はほとんどなくなってしまいましたが、野山に行くだけなら、お金が掛かりません。

 それに、心が自然の癒やしを欲していたというのもありますが……

 

 四柱推命の泰山流の創始者である阿部泰山先生は、四柱推命を教えるためにお弟子を連れて自然を見に行ったと言います。

 

 四柱推命は自然哲学ですから、それが一番理にかなっているんですね。

 

 この一年半の間、野山や川のせせらぎを見ている時や、本当にふとした瞬間に、イメージがわいてきて、これまで悶々としていた矛盾が氷解したことがたくさんありました。

 

 こういった内容も、少しずつ発表していきたいと思います。