2023年バースレビュー③ 緊急帝王切開といわれた15分後に生まれた話。 | にじいろの夢

にじいろの夢

結婚5年目の31歳です。
2021年夏に繋留流産
手術が決まった翌々日から転職活動→転職を経てキャリアアップ
ぴったり1年後に妊娠発覚。3月に出産予定です。

 

バースレビューその③です。

旦那の育休が終わったのでワンオペになりましてなかなか忙しく、更新空いてしまいました真顔

バウンサー購入するまでは家事も出来なかった驚き

息子の一か月検診が終わり、まもなく二か月検診です。

わたしも親歴一か月半です。ベビーカーの運転も慣れてきましたてへぺろ

 

 

2023年3月5日日曜日
そもそも昼まで寝てたしスマホで目がギンギンで全然眠れず、早朝6時にやっと眠れた。
明け方7時頃、看護師さんが1人入ってくる。陣痛が起きると赤ちゃんが少し苦しそうだといわれた。

入院時よりその若干その傾向にあったが、それがより強くなってきたと。

もしかすると緊急帝王切開に切り替えるかもしれないと説明を受けた。まあ可能性があるってだけで何とかなるだろうと何故か楽観的に考えておりました。


既に麻酔はMAXで入っており、姿勢が辛いだけで陣痛自体は全然痛くない。

というか歯を磨きたかった。生まれるのは日曜の夜かなあとか呑気に思っていた。

流石に眠くなって寝たら、8時頃に数人の看護師さん達が青い顔して入ってきた。緊急帝王切開に切り替えますので旦那さんに連絡してくださいと。


寝ぼけてたけど、胎児の心拍を測る機械がピーピーいってるのを見て全身から血の気が引きました。危ない状態なのが素人でもわかる。

旦那に電話するけどテンパり過ぎて生まれるから早く来いしか言えなかった。結果旦那、普通に電車で来た(ドアtoドア35分)。

でもそんなことはどうでもいい!真顔

旦那に立ち合いさせたくて、高速でワクチン3回打たせたりしたけど本っ当にどうでも良かった。立ち合いとかいいから今すぐ腹を切って出してくれと言った。「強いね」っていわれました。
下半身が上手く動かせないので、手伝ってもらって、点滴を握ってタイヤ付き椅子に座った状態で手術室に移動する。先生も青い顔して「カイザー!」って言ってた。医療ドラマや・・・ここまで順調だったのになんで・・・またダメだったら耐えられない・・・絶望


「●●先生は!!??」
「(従食で)朝ごはん食べてから帰るっていってたから、多分まだいると思う」
「そういうの医者同士で連携とってよね(半ギレ)」


というベテランっぽい看護師が院長先生相手におもいくそキレてました。えー緊急だから人が少なかったかんじ?どうなっちゃうの?赤ちゃんぴえん
医療用のメディキュットみたいなやつを看護師二人掛かりで履かされた。これがびっくりするくらい手際よかった。


院長先生、外科医の先生、麻酔科の先生、看護師さんと助産師さん、徐々に人が集まってきた。ほぼ丸裸の状態で麻酔をされた。いや多分裸だったと思う。え~男の先生3人いるけど帝王切開ってこんな感じではじまるの滝汗

手術室の端っこに脱いだ私の分娩着が落ちてたのが見えた。誰もそれを拾う暇がないくらい緊急事態なん?大泣き
 

麻酔をされたらもう痛みを感じない。何をされてるかわからない。

内臓をいじられてるのが若干気持ち悪い感じ。

麻酔を入れた後、ガタガタ震えが止まらなくなった。寒いわけじゃないんだけど、歯がガタガタ言って止まらないレベル。

麻酔のせいなのか、精神的なものなのか。

 

一人の看護師さんが右手を握ってくれていた(やさしい)。多分テンパり過ぎて泣いてたと思う。数分前までこんなことになるなんて思ってなかった。手を握ってくれて精神が安定してきた。
先生に「落ち着いてゆっくり呼吸して!」って言われた。私の呼吸が苦しいと赤ちゃんの呼吸も苦しい。

でもテンパりすぎて上手く呼吸が出来ない。本気で神様とご先祖様に祈った。

もう自分の命はどうでもよかったです。息子の命を救って欲しかった。

子宮からドゥルンって何かが出てきた感覚があったが、良くわからなかった。
さっき手を握っててくれてた看護師さんが赤ちゃんの処置をしていた。手を放す時もちゃんと一言言ってくれた(やさしい)。

横目でしか見えない・・・凝視してたら、「大丈夫、元気な男の子ですよ」って言われた笑い泣き笑い泣き笑い泣き

赤ちゃんの泣き声もちゃんと聞こえた。生まれた瞬間「おぎゃー」と泣くのではなく、看護師さんに処置してもらってる最中2.3回小さく泣いた後に大きく「おぎゃー」と泣いた。それを聞いて初めて安心しました。

8時25分、息子が爆誕しました。25分前まで無痛分娩のつもりだったのが、今日の夜生まれるかなくらい思ってたのが、突然生まれました。

手術室に連れていかれてからは15分か20分かからなかったと思います。

マジで25分前までは切るつもりじゃなかったので、いきなり手術になった形です。本当にびっくりしました。ええ怖かったですゲロー

息子を救ってくれた先生、助産師さん、看護師さんたちに感謝です。


院長先生に「僕と麻酔科の先生と外科医の●●先生(普段いないっぽい?)が3人揃って、うちで100人に1人あるかどうかのオールスターお産だよ」的な事を言われた。

手術の人員配置についてはよくわからないんですが、たまたま日曜日の早朝(外来が休み)で人がいて、たまたま夜勤と早番が交代する時間でこれまた人がいて、常駐している訳ではない先生もいたと(朝ごはん食べてから帰ろうとしてた?w)いう事らしい。なんかよくわかんないけどすごく運がよかったっぽい。

始める前は人がむしろいなかったような気がしたけど、気付いたら手術室にめちゃくちゃ人がいました。

下半身麻酔だったので、縫合中もばっちり意識があります。先生方の私語も、私への語り掛けも全部聞こえてるし覚えてますニコニコ
縫合手術中はもう放心状態で、視線をどこにやるか迷って、とりあえず左側の薬の棚を見てましたw

薬の名前がテプラで貼ってあって、ずっとそれを読んでた。


麻酔科の先生が「持ってるね、きっと守られてるんだね」と言ったのが印象的でした。

血の気が引く経験で手術中はなんでこうなっちゃったんだろう、ってばかり考えてましたが。

逆に私の息子はめちゃくちゃ運のいい子、持ってる子なんだと思いました。こんな経験したのにポジティブ!立ち上がる

 

看護師さんがスマホで息子の写真を撮ってくれたのですが、息子は速やかに保育器に連れていかれた為、ツーショット写真はなし。

手術台の上で息子のかかとを触らせて貰えました。小さかった・・・