アメリカ製のマシンは皆、デカい。
小さくても重い。
それは当たり前のことである。
筋トレマシンというのは、寄りかかる、ためにある。
本来、ダンベルやバーベルで、主導筋にウエイトを乗っけるために、軽いものを使うのは逃げでもある。
自分の肩、腕、上半身に”のし掛かる”高重量で、自分のあるパートを責めることで、筋肉にストレスを与えるのである。
無差別の格闘技を想像してほしい。
技のレベルが同じなら、絶対に体重が重い方が強いのだ。
で、軽い方が強い、のは、それはウエイトをさばく、かわすことができるからだ。
ウエイトトレーニングは受けないといけない。
だから時として、主導筋以外に受けてしまう、そう、負担がかかる。
それを滑車や、ケーブルで、ウエイトの方向変換を変えて負荷を変えようとしたのがマシンである。
方向変換しても必ず摩擦がある、加速度も加わる。
使用するトレーニーの体重、体格は、ホモサピエンスであれば、40キロから100キロが想定内か。
だから、最低体重でも、最高体重でも、ドスンと座ってくるともう少し荷重がかかる。
それらを考えて、”デカめ”に重めに作ってある。
荷重の方向転換が増えれば、滑車を多用するが、それでも、軸が”おかしい”とすぐ切れたり、フレームそのものが歪む。
設計者は、そこに心を込めるのである、なぜ、この形でなぜこの大きさなのかを。
ハンマーは、ケーブルや滑車を基本的には使わないが、妥協もしてきた。
特に、腕や脚、レバレッジ単独では難しいこともあった。
でも、一人では動かせない。一個一個のフレームが重い。
サイドラテラルなのだが、リアにもサイドにももちろんフロントにも効かせられる。
僕は小柄なので、アイソラテラルでもバイラテラルでも。
要は、三角筋のどこが地面に平行近くなった時、ハンマーのこのアームが平行に近くなるところに合わせられるか?だと思う。
なぜ、ユニバーサルのショルダープレスを目の前に置いてあるか?
事前疲労理論で、肩関節単関節で攻めて肘関節参加のプレスでの、ダブルショルダーをイメージしてトレーニングしたいから。
ダブルショルダーとは、このハンマーマシンの生みの親の父親が作り上げたノーチラスマシンの分身でもあるから。
そんなことをバズーカ岡田に熱く語っているヒゲ爺の一コマです。