火曜日の夜でした。
お仕事をスムーズに終えたので、立ち会ってもらった人たちと、地元で有名なお店に食事に向かいました。
コロナ禍が明けて、予約がなかなか取れなかったのが、偶然空いていて、久しぶりに美味しいお酒とお肉を堪能。
このあたりまでは明確に記憶があります。
その後、やはり行きつけのお店でビールをいただき、お支払いを済ませた、ような気がしますが、その辺りうる覚え。
気がついたら、ベッドで寝ていました、しかも自分の病院、、、。
おしっこがしたい、あ、尿意はある、、。
頭を起こしてみる、あ、首は動く、、。
手足も動く、、、。
起きようとしたら、頚部から四肢に激痛が走る。
誰か呼ぼうと口を開けようとしても、開かない、、。
声に駆けつけてくれたのは馴染みのスタッフ。
車椅子に乗っけてもらい、オシッコしている間に色々教えてくれました。
深夜、雨の降る中、横断歩道の脇で、うつ伏せで冷たくなっていて、通行人が救急車を呼んでくれて、救急隊の一人が僕の事を認識して、連れて来てくれたこと。
救急外来で、創部を洗浄して、院長が縫合してくれたこと。
それから、病室に。
この経過、全然覚えておりません。
横断歩道で倒れていたので、事件、事故の両面で警察が調べたそうですが、、、。
結論は、雨の中、走って帰って滑って転んで前のめりに倒れて脳震盪、そのまま気を失って、という事に。
下顎部に挫傷、鼻や眼瞼に打撲傷、手足に擦過傷と打撲。
この受傷機転、、、、ゾッとします。
よくぞ、頚椎損傷にならなかったものです。
そして、この何日か季節外れの暖かさ、雨の中で、数時間倒れていても凍死しなかった、、。
携帯もパソコンも破壊されてはいなかったのですが、水没と、バッテリー不足でうまく動かず、バックアップで持っていたiPadからとにかく複数の知人に連絡するには、SNSでアップするのが早い、と思ったのでしょうか、覚えていませんがアップしていました。
受傷まで覚えていないのを逆行性健忘、受傷後しばらく記憶がおかしいのを順行性健忘と言います。
遠方の娘と息子から激怒されましたが、以上の理由からです。
”完全に僕の専門分野”で理解できる、この”わかりやすい”けど一歩間違えると寝たきりかあの世いき、の経過。
うまく口が開けられませんが、今は受傷前と直後の記憶以外戻り、かつ、新しい記憶も保持できますので、仕事復帰はできそうです。
不覚でした。
人生どこに落とし穴があるのか。
今回、”また”死ななくて良かった、のかな?
月曜日から溜まったお仕事頑張ります。
初めて、自分の脳内や、頚椎、胸椎、肩関節、膝関節など、じっくり観察しました。
もう少し頭脳活動や、トレーニングできそうだな、なんて、、、。