僕たちヒトは、多くの動物と同じように、群れます。

もちろん、一人になりたい、なんてことも多い、けど、一人なんかで生きていけない。

誰かの助けを借りているからこそ、一人で、なんて言って生きていけるのです。

群れを作る、というか、率いる大将、大変です。

大将になるには、モテないといけない。

ヒトなら、まずたくましさ、肉体的にも精神的にも。

そして、危機管理。

危機対応の仕方。

だから、自分の周りには、心許せる人たちを置きます。

イエスマン、と非難する外野もいますが、リーダーにとっては大切、精神的にも肉体的にも。

それが一種のクッション、バリアにもなる。

さて、僕が4回目の液体をお断りできるようになったのも、この働く医療施設においての姿勢の変化が内外野であったからです。

まず、今までは全員が受けていた、というかリーダーが受けるように指示。

これ、自分だけはちょっと、とか言えないし、それはその群れを乱す、僕はそう考えました。

毎日大量に注入に来る、あるいは、他の病で来て相談する患者さんたちに対して、やめときな、とは言う立場にない。

だから、だから、僕は入れました。

今回は、国の、お上が、”迷った”。

最前線でも、”別にいいよ”、液体余っているのに。

僕は、これで働く現場を乱さない、とホッとしたのです(短絡だから)。

さて、いろんな症状を”現して”、患者さんが外来に来ます。

検査をしていくうちに、手術が必要になります。

他の病を持っていないか追加で検査していきます。

そして、全身麻酔に耐えられるか、耐えられても麻酔をかけてくれる医師が納得するか、多くの手順を踏んでやっとこさ入院、そしてメスを入れさせていただくことになります。

今まで学んできた知識や技量が、発揮できる喜び、外科医冥利に尽きる。

しかし、ここで、どこかで、何かの”乱れ”が生じたら、絶対に手術はできない、し、手術の結果も芳しくない。

小さな田舎の病院でも、群れの中で、乱れがあってはいけないのです(人的にも物的にも)。

でも、乱れそうになる、それを必死で荒立てないように努力するリーダー、大変です。

あれこれ考えて、少し疲れましたので、思い切って高速爆走し帰宅。

こんな時は、やっぱり脚(苦笑)。

ぽちゃぽちゃで、曲線まで消えましたが、地面を支える立つ、そして前に歩く土台を鍛えました。

鍛えすぎて、吐き気が、、、。

これもまた良し。

単純、、、、。