学会の準備で追われている合間、先日、アウェイの移動の合間に長崎市内にあるマルヤジムにお邪魔した。
そこで、数年前僕が取材して記事を書いた主人公、吉山選手に久しぶりにお会いした。
大会はしばらくお休みのことだが、さすがにアウトライン、シルエットは健在。
そして大会前の原口選手、松本選手とも歓談。
原口選手の逆三角形のシルエット、丸い大腿部。
シルエット(だけ)なら全日本レベル。
でもね、男女を問わず、三角筋と腕の間、腹部、そして臀部からハムの間の”溝”、セパレーションは必須。
その上に、質感の高さ。
これをどうトレーニング、ポージングで獲得していけるか?
ここが、”ひたすらやればいいってもんじゃない”。
上背もあり、若さ溢れる松本選手でも然り。
ジムチャンピオン、稽古場横綱ではいけない。
コンテストでは、たるみのないのは当たり前、いかに流線型のパーツに質感を持たせるか?
脱いでなんぼ、ビルダーパンツになって、いかにハードな筋繊維に満ちた筋肉を、安定したポーズで披露できるか?
ポーズとは、自分本位ではない、個性は安定感あってなんぼ。
自分のパーツの中で、強い収縮感を得られない場所はどこか?
もっと強い収縮感を”避けて”いないか?
落ちない脂肪はない。
落ちない場所は、動いていないから、動かせていないから、”いい加減にしか”収縮していないから。
ウエイトだけでない、ポージングを組み合わせ、感じ続けて欲しい。
わけのわからない、なんとかローディング、低なんとか、栄養学の”遊び”に惑わされてはいけない。
しかし、仕事の合間に寄るだけでは、”暑すぎる”空間だった。