ボディビルコンテストとフィットネスコンテストでは絞りのレベルが桁違いだが、日本ではまだまだ境界がフィジークの面でははっきりしない。しかし、女性にあのセパレーション、バスキュラリティーを求めるのは酷である。今年の山野内選手でも頂点まで20年近くかかってあのくらいの筋量である。もちろん、びっくりするようなバルクの女性も居る。最近では、猪原選手。宮崎大会ゲスト、控え室で周りの男子選手、フロアの係員の口はあんぐり。
観客も呆然。なにげないフロントダブルバイセップスでこのシルエットは驚きと感動。筋肉がすべての関節から良い曲線を描いている。このラインを出せる女性は日本には数少ない。
ただここからへたをすると枯れススキになるほどのダイエットと調整を求めるのが現在のボディビルコンテスト。男子でも絞れなくてひーひー言っているビルダーが多いのに女性はもっと”人生を削って”カットを出さないといけないのか!僕は個人的にはノースリーブから丸い三角筋と血管の浮き出る上腕を見せる女性は大好きなのだが、残念ながらちまたの男性、女性はそれを美しいとは思わない”だろう”。でも同性同士が婚姻できるようになりつつある今の世界。ある意味ジェンダーフリーとして筋肉の大きさ、密度を求め美として評価される時代になりつつあるのかもしれない。
猪原選手には日本というレベルにとどまらず駆け上って行ってほしい。
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