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2 東村山東口駅周辺まちづくりについて
質問1)東口周辺まちづくり実行プランでは、H21/2009年3月の東村山駅周辺まちづくり協議会設立が起点とされている。協議会設立以降、東村山駅周辺まちづくり事業に計上された経費総額と主な内容をうかがう。
事務消耗品・図面・パンフレットの印刷 120万円
様々な計画の検討委託 約2億8528万円
東村山駅周辺街づくり基本構想、東村山駅周辺整備の方向性、東村山駅周辺まちづくり基本計画index_kihonkeikaku.pdf (city.higashimurayama.tokyo.jp)、東村山駅東口地区市街地総合再生基本計画toshikeikakushingika_R4-3_siryo5.pdf (city.higashimurayama.tokyo.jp)、東村山駅周辺まちづくり実行プラン東村山駅周辺まちづくり実行プラン | 東村山市 (city.higashimurayama.tokyo.jp)、
東村山駅東口駅前広場再整備基本計画東村山駅東口駅前広場のリニューアル | 東村山市 (city.higashimurayama.tokyo.jp)、都市計画の検討や社会実験マーケットイベントそらいち東村山社会実験マーケットイベント『そらいち東村山』 | 東村山市 (city.higashimurayama.tokyo.jp)に関する事業等
概算(単位:万円)
H22 |
H23 |
H24 |
H25 |
H26 |
H27 |
H28 |
1530 |
1600 |
1200 |
800 |
900 |
1200 |
1400 |
H29 |
H30 |
R1 |
R2 |
R3 |
R4 |
R5見込 |
500 |
1290 |
1800 |
2000 |
4000 |
3700 |
3200 |
質問2)東村山駅周辺まちづくり計画事業について、経年(過去5年間)の予算額・決算額を委託事業ごとにうかがう。(上段 予算 下段 決算)
(単位:万円) |
R1 |
R2 |
R3 |
R4 |
R5見込 |
東村山駅周辺まちづくり推進業務委託 |
1815 1809 |
2416 2077 |
3636 3419 |
2149 2067 |
1743 1623 |
東村山駅東口地区市街地総合再生基本計画策定業務委託 |
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967 743 |
|
|
東村山駅東口地区計画コーディネート業務 |
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550 264 |
546 407 |
東村山駅東口駅前広場再整備基本計画策定業務委託 |
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1449 1446 |
1294 1240 |
質問2)それぞれの業務内容、目的、委託料総額、委託先をうかがう。
※2024/R6年度の東村山駅周辺まちづくり計画事業費(R6/2024年度予算 5284万2千円)となる3項目について確認
7_6yosan_dobokuhi_shobouhi.pdf (city.higashimurayama.tokyo.jp)
1 鉄道立体関連まちづくり推進業務委託
目的
連続立体交差事業と合わせて東村山駅周辺のまちづくりを中長期的な検討
業務は基本構想等の計画策定に向けた検討
委託料総額 2億1079万円
委託先 日本交通計画協会 特定非営利活動法人アーバンデザイン東村山会議
2 東村山駅東口地区コーディネート業務委託
目的
東村山東口地区市街地総合再生計画に基づき、土地の高度利用や都市機能の集積など中心核機能の向上などをはかるため地元の機運醸成に資する街づくり活動支援、導入事業検討、計画立案
業務
市街地再開発事業等について進め方や仕組みを学ぶ勉強会、先進事例視察、事業共同化の意向調査、準備組合設立に向けた検討等の支援
委託総額 671万円、委託先 タカハ都市科学研究所
3 東村山駅周辺まちづくりデザイン検討業務委託
目的
周辺で取り組まれる事業の整合性をはかり一体感のある東村山らしい空間を創出するために公民が共有するエリアのデザイン基本方針をまとめること
業務
デザインコンセプトの検討、公共施設デザイン基本計画の検討、建築物及び構造物に求めるデザインガイドラインの検討、検討組織の運営支援等
委託先 プロポーザル方式で契約手続き中
質問3)駅東口地区の土地の高度利用の概要をうかがう。また、権利者との意見交換・勉強会ではどのような意見が出されているかうかがう。
まちづくり部担当部長)概要は、対象エリア(約6㏊)で、連続立体交差事業や東口駅前広場の再生を展望し、建替えや共同化により都市機能の誘導や再開発事業等による都市機能更新等、市街地再生に向けた整備の推進。
権利者からの意見として、地区内に設置される施設として徹底的な日常使いをテーマにする方向性、再開発の計画や資金、全体のスケジュールに関する意見、事業を進めるならできるだけ早く連続立体交差事業や駅前広場等、周辺と調和がはかれる取組みが大事である、という趣旨の意見等。
再質問)土地の高度利用は難しい言葉。「横の面積をできるだけ抑えて、構想の建物とつくり周辺の土地を有効活用する(都市計画法)」。高層の建物を建てることを前提になるのか。権利者の意向が重要なことは良くわかるが、駅前は、権利者だけのものではない。市民がつかうのに、権利者の話合いがありその中で合意ができた時点で市民に計画が知られるというプロセスに疑問を感じる。多額な税金を投入してまちづくり計画を行っている。権利者の中だけで計画全体を決めてしまうことは望ましくないのではないか。所管としてどう捉えているのか。
まちづくり部担当部長)プロセスについてはこれまでも、様々な手法で市民に伝えている。
駅前の再整備は市民に示してきている。土地の高度利用についても、駅周辺の用途地域緩和、商業地域の指定があり、充分に活用することが東村山市の中心核として都市機能が高まること、その場所に公共交通を集めて利便性あるまちを目指すこととしている。都の都市計画決定のプロセスを経ている。東村山市としても市街地総合再生基本計画でパブコメを実施する等、方向性は示している。地権者だけで何かを決めるということはないが、地権者の土地である以上、第一優先にされるべきは地権者。意見を聞きながら前に進めていくというのが基本的な考え方。
再質問)土地の高度利用という言葉を聞いて、ビルが建つことだと理解できる市民は少ない。素人である私にはわからない。
だからこそ市民がわかる言葉でどういうことをやろうとしているか、市街地の開発計画の中には土地の高度利用には触れられているが、それ以前の都市計画マスタープランやセンター地区構想を見たが土地の高度利用ということは入っていなかった。もう少し市民の意見を反映させるということはどういうことか考えてほしい。
まちづくり部担当部長)土地の高度利用は密度を高めるということで、高くするということはあるがビルを建てることを出発点にするわけではない。駐車場になっているとか、使われていないとか、駅の近くであればもう少し違う使い方があるのではないかという中で議論をしている。西口の再開発もビルを建てるためにやったのではない。駅前地域に住んでいる方の生活再建としての再開発だ。それが(再開発の)制度の仕組みだ。一方、指摘は分かるのでわかりやすい言葉で伝えていきたい。
再開発ビルを建てるということが書かれている市の資料はほとんどない。再開発ビルを建てる計画を行政計画の中で示すことは、もう少し勉強しながら確認していきたい。
質問5)なぜ私がビル、ビルと言うのか。
5月31日建通新聞記事で東村山市長は「西口の再開発に続き、東口の整備に向けて検討を開始している。連立交と合わせてイベントができる広場整備を行い、駅前ににぎわいを創出する。東口では再開発を目指し、現在地権者らと勉強会を開くなど意思疎通を図っている。高度利用を進めることで、駅周辺に都市機能を集積し、価値を高めていく」「東口の再開発が実現すれば、西口のタワーと合わせてランドマークとなる」と仰っている。ランドマーク=ビルを建てたいのか。所信表明では触れられず、驚いた。
ビルを建てるとどれだけCO2排出することになるのか。
日経新聞2023年8月3日トップ記事で再開発事業について官製再開発への懸念を示している。
駅周辺まちづくりは今後どのように進むのか。東口駅前再開発事業にかかる費用の概算と「中長期財政見通し」や「人口ビジョン」を踏まえた考え方を市長にうかがう。
市長)
現段階では再開発が進むかどうかも未定。中長期財政見通しや人口ヴィジョンを見ると当市の財政状況はきわめて厳しさが続く。広場の再整備は久米川駅再整備と合わせて進めたい。公共投資は必要であり財政状況をみながら進めていく。基金を活用し一般財源の平準化をしながら限りある財源を活用しながら進めることが大事。人口減少や少子高齢化の時代であっても未来に向けた投資として駅周辺の街づくりの中心となる基盤整理を進めることで、特急駅が停まり高田馬場に20分で着く、新宿駅西口で再開発も行われており、新宿駅に出やすい利便性がある駅としてそれなりに吸引力がある。
高度利用してまちの価値をあげることで市内への転入を進め人口減少の克服につなげるように充分検討を進めていきたい。
※まちづくりの経緯についてはHPのこちらにありますまちづくりの経緯 | 東村山市 (city.higashimurayama.tokyo.jp)
私の感想
駅前再開発が一旦始まれば、百億円以上の費用が必要となります。権利者の意向もありますが、駅前は東村山市民の意見が反映されたものでなければいけないと思います。
多額の税金を投入し、その利益をディベロッパーや投資家のものとなることは絶対に避けたいです。
今回の質問をもとにして、次回以降も取り上げていきます。
長文を最後までお読み頂きありがとうございました。