12月の一般質問が終わりました。

障がい児を育てる家庭への支援(移動支援事業と就学相談)、学童(児童クラブ)の保護者要望の取り扱い、児童クラブ指導員の処遇改善をテーマにして質問しました。

 

通告書はこちらです。

5-12-12.pdf (city.higashimurayama.tokyo.jp)

 

抜粋したうえで、分割してご紹介しているブログの3回目です。

ここからは児童クラブ(=学童保育)についてです。

 

※ピンク字は、答弁に対する私の感想です。

 

子どもの居場所 児童クラブの拡充を

 

日本共産党東村山市議団として、これまで児童クラブへの指定管理者制度の導入について、反対の立場で議論してきました。

①一定年数で事業者が変更になることで保育の継続性が保てないこと

②指定期間があることで、事業者に雇用される立場にある指導員の処遇も不安定になる ことにより運用がどれほど良くても期限性、非継続性という課題があること

が大きな理由です。

東村山市は、こうした指摘を無視し、児童館・児童クラブ運営検討委員会の答申を根拠に民間活力の導入を進めてきました。今後の児童館・児童クラブのあり方について伺っていきます。

 

質問)令和4年6月策定された「東村山市児童館・児童クラブ運営等基本方針」

東村山市児童館・児童クラブ運営等基本方針/東村山市 (city.higashimurayama.tokyo.jp)を踏まえてうかがう。「市内の児童クラブのサービスの質の維持・向上」を図ることができた具体的な事例は。

 

答弁)児童館 児童クラブ運営等基本方針では、児童クラブにおける一定以上のサービス水準の確率やチェック機能について、今後、児童館が担いつつ民間事業者ならではの柔軟性を生かした取り組みを想定している。民間を導入した児童クラブへの循環指導を強化し、これまで以上にチェック機能を果たすことなどを通じて実現していきたい。

※意味不明な答弁。具体的な事例がありません

 

質問)具体的な事例はなにか。

答弁)維持向上はこれまでも、これからは児童館が担うということで今話したが、これまでもそれを試行的に取り組みを続けていて、民間の指定管理者との会議も含め、情報交換に努め、公営クラブでやっていることについても案内する中で、市全体の保育サービスについての提供の基準確保に努めてきた

※全く具体性がなく、全然意味がわかりません

 

質問)児童館の館長が見て、チェックをすることがサービスの維持向上ということか、具体的な事例として質問しているので、公営民営に関わらず、具体的な事例はないか。

答弁)手元にこれまでの取り組み詳細がないが、施設の危険箇所の指摘については、対応し、改善報告等も上がってきている。

※安全対策は当たり前。サービスの維持・向上と呼ぶにはふさわしいでしょうか。

いつも具体例がないことに、問題の本質があるように感じています

 

質問)児童クラブに限らず、指定管理者の選定では自主事業は評価の対象となっている。自主事業は大きく配点されている。自主事業については市としてどのようにとらえているか。

答弁)実施に至ってないものの例として、入退出管理システムがある。ICTにかかる新たなツールの導入は利用者の利便性が見込まれる。市としてメリットがあるものと認識しているため、自主事業としての導入を見合わせた。

※はぐらかし答弁です(よくありますが、議場では???となってしまって答えてないと言えませんでした。私の落ち度)

質問)「東村山市児童館・児童クラブ運営等基本方針」の「児童クラブ総体のサービス水準の維持・向上」の項目には、今後の取組イメージとして、「保護者ニーズを施設運営に反映するための、児童クラブに対するアンケートの継続実施と結果の活用方法の検討」と書かれている。毎年実施している保護者アンケート児童クラブ利用者アンケート (city.higashimurayama.tokyo.jp)をどのように分析しているか。

答弁)

国の奨励に基づいて、アンケートを毎年実施している。

平成30年度からの5年間の集計結果では、保育サービス自体に対する項目の評価は、この間民間活力の導入後もほとんどの設問で8割以上の保護者が「はい」と回答。おおむね高い評価。

設備については 老朽化などの影響もあり、やや課題の残る評価。

コロナ禍の時期は、職員と保護者との間での従来のようなコミュニケーションが十分に行えない状況であったことが影響してか、比較的、良い評価がやや少ない。

自由記入の意見として

・トイレの洋式式化 

・出欠連絡等のIC 化

・小学校の長期休業期間中における昼食の提供

・児童クラブ入会審査に関する事項

 可能なものから優先順位をつけ対応に努めている。

 

質問)東村山市と東村山学童保育連絡協議会が取り交わしている合意書(令和5年2月2日)gouisho.pdf (city.higashimurayama.tokyo.jp)について、意見書の内容、協議の経過、児童・保護者への周知方法、公開のタイミングと方法は。

答弁)

令和3年9月より所管と学保連との間で建設的な話し合いの場として設けた代表者協議において、双方で共通認識に至った事項を整理し明確化するためにこの合意書を取り交わしたもの。学保連から意見書をもらって合意内容について協議したわけではない。

合意書の主な内容は、合意に至るこの間の経緯を保護者に改めて明示し、児童館については引き続き公による運営を行い、児童クラブに対するチェック機能やサービス水準の維持向上を図るためのルール作りをはじめとした機能強化を図り、公の施設である児童クラブに対する指導・サポートの役割を引き続き市の責任において担うこととした基本方針の考え方を前提に、全ての児童クラブにおける管理運営について令和5年度より順次段階的に民間活力の導入を図ることとしたこと、民間活力を導入を図る際にはエリアごとのまとまりを重視し同一エリアに所在する施設は可能な限り同一の事業者による運営となるようエリアごとに複数の施設をまとめて募集・選定を行う考え方について、基本方針と合わせて明確化した。

在籍児童の保護者に対しましては、合意書取り交わし後の令和5年2月8日にメール配信システムによる一斉配信を行い、同日にホームページにて周知。

保護者の意見は、協議の場に参加している学保連の役員の方、代表の保護者の方から一定聞かせていただいた上で、協議を進めてきたものだ。

 

私の意見として表明)市内の保護者に聞いてみると、多くの方が合意書を取り交わしたことを知りませんでした。

そもそもの進め方に保護者の声や子どもの声が反映されたものなのかという点について疑問を感じます。

学保連が出しているお便りを見ても、合意書をつくるにあたっての協議とかほとんど取り上げられていません。

ちゃんと保護者の聞けているのかというところを疑問に感じます。

 

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