近いのに遠い存在が地方議会。
どこに住んでいる人でも、必ず市町村にある地方議会。
実は、議会運営のルールは多様で、ずいぶん異なります。
情報共有する場もあまりないため、私自身、近隣の地方議会のルールがどうなっているのか全容はわかりません。
(※期数の長い方は詳しい方が多い印象があります)
「ルールが違うと何がちがうの・・・・?」
と思われた方、その疑問、よくわかります。
私もそうでした!
でも、ルールが違うと、質問できる時間も違うし、
議会の前に行政側にヒアリングをするかどうか、
質疑するのは委員会か本会議なのか、
委員会の種類や委員の決め方、
質問時間のカウントは議員の発言時間のみか、答弁時間も併せてカウントするのか、
事前に通告するかどうか、
質問の仕方も一問一答(質問に応じて1つずつ答弁してもらう)、総括質疑(複数の質問をまとめて行い、まとめて答弁する)などの方式、
陳情の取り扱い方、意見書の出し方のルールまで
本当に色々違いがあります。
東村山市議会の場合
東村山市議会の場合は、議会基本条例、東村山市議会会議規則等で決められています。
これまでの申し合わせによって決められているルールもたくさんあります。
申し合わせのルール変更の例として、2019年までは議場には透明の容器・ペットボトルしか持ち込みできませんでしたが(お酒などを入れてきても分からないから)、ルール変更によって水筒もOKになった事例があります。
質問時間と討論
東村山市議会の質問は、一問一答で行い、討論(採決する直前に議案に対して賛否とその理由を述べる)も質問時間に含まれます。
質問時間は、慣例に従って、大会派に質疑時間が多くなるように傾斜配分されています。
3月定例会初日・最終日の会派別(会派内人数)の時間制限は次のとおりです。
公明党(6名) 21 分
自由民主党(5名) 19 分
日本共産党(4名) 17 分
草の根市民クラブ、立憲民主党(2名)13分
日本維新の会、東村山・生活者ネットワーク、がんばろう!東村山、 国民民主党、対話で行こう!東村山 5会派(それぞれ1名) それぞれ9分
3月定例化初日、最終日の議案数は5本ありました。
1人会派の方は、9分という持ち時間の中で5つの議案を質疑して討論まで行う必要があります。
議案の本数だけではありませんが、どんなに重要な議案が出たとしても、疑義をすべて解消するには大変短い時間となっていることがわかるのではないでしょうか。
また、賛否の理由を明確にする討論を目いっぱい時間を使って行う、というわけにはどうしてもいきません。他の議案の質疑ができなくなってしまうからです。
3月定例会最終日には、萩山小学校複合施設整備事業一括契約という重要な議案審査がありました。
80億円を投入する議案であり、結果的には東村山市が出してきた議案を初めて否決することとなりましたが、短い時間の中でポイントをついて質疑することは、人数の少ない会派ほど大変だったと思います。
私は、日本共産党の持ち時間のうち、10分で質疑し、2分程度で討論しました。
(議案審査は答弁時間も含めて4時間52分掛かっています)
先日傍聴させて頂いた会議で「討論しないで反対した議員もいたので詳細不明」という説明に対して、疑問の声がありました。
討論はした方がいいとは思いますが、討論を行うことができない東村山市議会の事情があることも説明できたらと感じたのでブログにしました。
縁あって議会運営委員会の委員長職を拝命しいていますが私も学びの途中です。
言うまでもありませんが、議運委員長と言っても何でも自分の思い通りに運営することは認められていません。
議会運営委員会で議論を重ねたうえで、改善すべきは改善していきます。
引き続き、公正・透明な議会運営にするために尽力したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
