12センチの癌 -4ページ目

12センチの癌

父(66)が食道癌ステージ4a
転移もしばしば...のいわゆる闘病日記をつけようと思い、
少し口悪目の記録として。

24もシーズン2の終盤に入るも
まだ日本語変換がわからず結局字幕で見ているようで、

そんな父さんも15日に一旦放射線治療が終了するので
退院する。
それからは4、5週間に一度6日程度
抗がん剤投与と点滴を受けにこれから入退院が続く。

担当医によると、やはり放射線が終わっても、
すぐにはカメラを飲むことは避けたいので
癌がどのくらいになっているかを見るのは先になるとのこと。
放射線が効いてない事はないと思うので、
今はしっかり食べて体力つけて!だそうです。

ただ、本人のそこらじゅうに置いてるカレンダーメモを
見ると、

19日開店予定

無理に決まってる。
15日に退院、家から店までも車を走らせて30分強。
運転も怖いのに、店での仕込みや掃除、
接客の間もたちっぱなし。
そんなの無理や、どう考えても。
自分では体重増えた、と言うが、
結局先生の記録を見ると1、2キロ増えたくらい。
入院してから2、3週間目の劇的な変化に比べたら
今はそれより少し弱った気さえする。
そんな体で仕事などできるはずがない。

そういうところが腹がたって仕方がない。

店あけるにしても、みんなに連絡せんと、
ごくごく少数にしか教えんと、
カウンターのなかにも椅子置いたりして
休めるようにしなさい。

とかとか話すも、

そういうわけにはいかんのや!
の一点張り。
店の事しか考えてない。
どれだけ周りが体を心配して動き回っているか。
それをエゴというなら好きにせい!
もう月一の治療も断るのも一つの生き方、でもある。

腹がたって早めに病院をあとにし、
いつも病院での様子を母さんにメールするが、
なにも考えてない、もう知らん好きにすればいい!
と伝えると、
お金の事心配してのことやと思う、
大丈夫、ちゃんと言って聞かすから(笑)だって。

抗がん剤を投与するとすぐではなく、2週間後あたりに
副作用として、父さんの場合、
白血球が減少する。
父さんに投与されている抗がん剤は
副作用として見た目の、髪の毛が抜けたり、吐き気が出たり、と
いう症状はあまり少ないようだが、
それでも人より副作用が少なかったと担当医は言う。
良し悪し。
しんどくないから無理をしようとする、
動けてしまうから動こうとする。
店の事がやる気に繋がっている一方、
店の事が気がかりで休まらない。

どうしたもんかな。

本当ならば、父さんの言う忘年会シーズンは絶対あけたい年末年始にも
入院予定だったが、
年末年始は先生や看護婦さんも少ないから
入院してもらってなにかあった対応できないのも
怖いので、もしかしたら日程ずれるかも、だそうで、
店の事ばかり考えてる本人からしたら良かったんだろう。

入院している分には常に見てくれている看護婦さんがいるから
安心だったが、
退院すると誰も近くにいない。
母さんも私も弟も仕事で常に近くにいれるわけではない。
かといって家にじっとしていてくれるわけでもない。
どうなるのか。

はじめは入院することが怖かったのに、
退院することがこんなに怖くなるとは......
何もなく年こせますように、と初めて強く思った。