「ジェイソン・ボーン」シリーズ3作目。
「ボーン・アイデンティティー」のレビューはこちら。
「ボーン・スプレマシー」のレビューはこちら。
ポール・グリーングラス監督、マット・デイモン主演の作品。
引き続き、記憶のカケラを取り戻しながらも、CIAの闇を暴こうと奮闘する「ジェイソン・ボーン」のお話。
戦いの中で現場の責任者であったコンクリンを問い詰めたボーンは、
コンクリンの暗殺の疑いで、さらに追われる身となる。いよいよジェイソン・ボーン誕生の地へ彼は足を進めるのだが・・・という話。
ただでさえもう追われているので、暗殺の濡れ衣とか、もう関係ないんだよなぁと思いつつ、
それでもひたすら追われ続けるジェイソン・ボーン。
テクノロジーは進化し、追われるジェイソン・ボーンもどんどん見つかっていきます。
かなりシリーズの評判がよかったのか、前作くらいからロケ地がどんどんいろんなところに行くようになり、
そんなに行くところある?とツッコみたくなるくらい、世界を渡り歩きつつ、逃げ切ります。
パスポートは偽造しているとはいえ、なぜCIAの網に引っかからないのかは謎ですが・・・。
そんなご都合主義も抱えながら、相変わらずのアクションシーンとカーアクションは健在。
マット・デイモンは「アイデンティティー」時代の若々しい頃から一転、だいぶ男としてどっしりしてきて、
撮影技術の向上もあって、より重みのあるアクションシーンになっています。
前作のレビューでも書きましたが、シリーズを連続で見るより、
少し時間を空けて久々に見るくらいだとすごく迫力あって見ることのできる作品。
重々しい映画を見た後の次に見るような時にはぜひ。